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光ファイバーで巨大構造物の“歪み”検出、NTTと東大
2026年3月19日 16:22
NTTと東京大学は、既存の光ファイバーケーブル構造を活用した「センシング用光ファイバーケーブル」を用いて、緩やかな形状変化を検出できる技術を世界で初めて実証した。普段は目に見えていない大規模インフラ設備のわずかな形状変化を遠隔から検出・監視でき、その位置情報のデジタル化や可視化、設備の予防保全への活用が期待されるとしている。
今回実証されたセンシング用光ファイバーケーブルは、長さ数十mから数kmにおよぶ大規模なインフラ設備や巨大構造体(パイプラインや航空機など)への活用を想定したもので、曲率半径が数m以上という緩やかな形状変化を遠隔で検出可能。大型構造物で生じる、意図しないわずかな歪みを検出でき、地下管路などの目に見えない社会インフラも設備形状を可視化できる。
将来的には、大規模設備にセンシング用光ファイバーケーブルを実装することで、大型構造物や社会インフラのデジタルツイン上での可視化や、設備の予防保全への活用も期待されるとしている。応用例としては、航空機・船舶・電波塔などの大型構造物や、洋上風力発電設備などの海洋設備のほか、油田・化学プラントのパイプラインや通信・電力・ガスなどの地下管路設備などが挙げられている。



