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カメラのいらないテレビ電話アプリ「POPOPO」 ”見られ感”がない国産SNS

POPOPOは、スマートフォンアプリ「POPOPO」を3月18日15時に提供開始した。アプリの利用は無料で、ホロスーツと呼ばれるアイテムが一部有料。対応OSはiOS18以上、Android13以降を推奨する。同アプリを提供するPOPOPOの代表取締役社長に矢倉純之介氏、取締役にGACKT氏、西村博之氏、川上量生氏、庵野秀明氏が就任した。

同アプリは「カメラのいらないテレビ電話」を掲げるSNSサービス。利用者は音声で会話するだけで、会話の流れに合わせたカメラカットがリアルタイムで自動生成される。声に応じて分身(アバター)が動くことや、笑い声を検出するとアバターの表情にも反映される。通話人数は最大30人で、グループ通話にも対応する。

映像演出は、映画監督の手塚眞氏が監修したカメラワークを採用する。シーンごとに200カット以上を用意し、サービス開始時点で5シーンに劇場映画1本分に相当するカット数を収録したとする。背景はファミレス、リビングルーム、雨上がりの校舎、会議室、論談。シーン内装設計は空間ディレクターの加藤圭氏が担当する。UI/UX設計は深津貴之氏、コンセプトデザイン/アプリデザイン監修は有馬トモユキ氏が手がけた。

同日開催された発表会にはゲストとして俳優の佐藤健氏も登壇。会場で披露されたサービス紹介動画の中では、本アプリが「人類が作る最後のSNS」と紹介される一幕もあった。

左から手塚眞氏、ゲストの佐藤健氏、POPOPO 代表取締役社長、矢倉純之介氏
リリース時のシーンは全部で5種類
200カット以上を用意。シーンは自動で切り替わる

利用者は通話時に「ホロスーツ」に着替えて参加する。400種類以上を用意し、人型だけでなく動物やロボット、寿司のネタなども含む。今後の追加予定として、4月1日にエヴァンゲリオンを追加するほか、東方Project、すとぷりも案内した。ホロスーツは種類によって価格が異なり、450円の安価なものから30,000円のものまでそろえる。

ミニクマ、ミニパンダ(各700円)
春物フリルとカジュアルジャケット(4,500円)
ファンタジーナース ケモミミおおかみ(20,000円)
太陽(30,000円)

通話に加え、生配信機能も備える。複数人で電話をする感覚のままコラボ配信でき、視聴者から画像投稿やメッセージを募る機能も搭載する。投稿が多数集まった場合は自動で抽選し、最大10人を候補として表示する仕組みという。視聴者が配信者と直接話せる機能も備える。配信中に1回だけ、設定をオンにしているフォロワーへ電話形式で通知を送れる「スーパーコール」も用意した。通話中のBGMとして、アソビシステム所属アーティストの一部楽曲も利用できる。

テレビ電話特有の「見つめられている感」を無くした

テレビ電話は相手の顔を正面から見続ける構図になりやすく、見つめられている感覚が緊張や圧迫感につながりやすいと西村氏。POPOPOでは、こうしたテレビ通話特有の負担を軽減するため、会話音声にあわせて映画的なカメラアングルへリアルタイムに切り替える仕組みを採用した。真正面の視線が続く映像ではなく、会話のテンポに応じてカットを変えることで、圧迫感を抑えつつ、対面して話しているような心地よさを目指したとしている。

西村博之氏

収益化は月800円のプレミアムユーザー向けの仕組みと、ホロスーツの販売を想定する。KPIはまずダウンロードして使ってもらうことを重視し、川上氏は当初の目標として100万ダウンロードを挙げた。

川上量生氏

対応デバイスは現時点でスマートフォン向けが中心で、PC版も開発中とした。PC版では、YouTube Liveなどへの同時配信や、AIアバターを使ったリアルタイム会話の表示先としての活用を想定する。議事録用途やサードパーティー製ソフトと連携できる方向性も示した。

また、キャラクターやビジュアル監修等を担当した庵野氏は、「詳しくはよくわからない」としたうえで「多分おもしろいと思うので、詳しくは川上さんに聞いてください」と語った。

庵野秀明氏

同社はサービス開始記念として、「1億円ひとりじめ!! POPOPOで通話するだけキャンペーン」を3月19日0時~4月19日23時59分に実施する。アプリをダウンロードし、アカウント連携のうえで友人と1分以上通話すると応募でき、抽選で1人に1億円を進呈する。

左から庵野秀明氏、川上量生氏、GACKT氏、西村博之氏、矢倉純之介氏