ニュース

アップル、ビデオポッドキャスト本格展開 “ほぼ音声同等”体験で広告対応

アップルは17日、新しいビデオポッドキャスト体験のための仕組みを発表した。26年春から導入予定で、ビデオと音声を即座に切り替えできるほか、横向きの全画面表示に変えたり、ビデオをダウンロードしてオフラインで視聴できるようになる。

強化されたビデオポッドキャスト体験は、HTTP Live Streaming(HLS)を利用し、ポッドキャスター向けにはコントロールと収益化の機会が追加されるとともに、ユーザーには最高品質の視聴体験を提供できるとする。

Apple Podcastアプリでは、番組の視聴(ビデオ)とリスニング(音声)をシームレスに切り替えられるようになり、ビデオポッドキャストを見つけて視聴する体験が、オーディオポッドキャストと同じようなシンプルなものになる。また、アプリ内でビデオを視聴する場合、横向きの全画面表示も可能となるほか、ビデオをダウンロードしてオフラインで視聴にも対応する。

HLSテクノロジーを活用した自動品質調整により、ネットワーク条件にあわせたスムーズな再生が可能になる。ビデオエピソードは、パーソナライズされたおすすめや、「新着」タブ、カテゴリ別ページでのエディターのキュレーションなど、Apple Podcastの既存の機能に統合される。

またクリエイターは、参加するホスティングプロバイダや広告ネットワークを通じて配信可能で、自分のコンテンツと収益化のコントロールを保持できる。提供開始時点で対応するHLSビデオは、Acast、Amazon傘下のART19、TritonのOmny Studio、SiriusXM(SiriusXM Media、AdsWizz、Simplecast)で、ビデオ広告の挿入も可能。収益化を行なえる。

従来のRSS/MP3でもHLSビデオでも、Appleは、ホスティングプロバイダやクリエイターに対してポッドキャスト配信の料金を請求しない。26年後半からは、Apple PodcastのHLSビデオでのダイナミック広告の配信について、参加する広告ネットワークにインプレッションベースの料金を請求予定。

HLSビデオはiOS 26.4、iPadOS 26.4、visionOS 26.4のベータバージョンでテスト用に利用可能となる。26年春には、iPhone、iPad、Apple Vision Proのユーザー、およびウェブ版のApple Podcastに導入される。