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JISに新たな高温・高圧水耐性「IPX9」 国際規格に準拠
2026年2月17日 08:00
日本産業規格(JIS)として、電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)を定める「JIS C 60529」が2026年1月20日に制定された。水の浸入に対する保護の新たな区分として「高圧・高温水噴流」に対応した保護等級「IPX9」が規定されている。
2003年から20年以上にわたり日本の電気機器の防水・防塵基準として利用されてきた「JIS C 0920」の後継規格。技術の進歩に伴い、医療機器や電子機器等の分野で高まった「高圧・高温水」に対する保護への需要に応え、規格番号を国際規格(IEC 60529)と一致させることで、日本企業の海外展開における利便性を向上させるのが狙い。
具体的には、水の浸入に対する保護等級を表す第二特性数字に、従来の最高等級であった保護等級「8」に加えて、「高圧・高温水噴流」に対する保護等級「9」を導入。過酷な環境で使用される機器の性能をより正確に評価・表示することが可能になる。
保護等級「9」の導入に伴い、試験装置、試験条件、試験方法も新しく規定。生産者と試験機関の間での再現性が確保される。
規格番号は従来の4桁(0920)から、対応国際規格と同じ5桁の「JIS C 60529」へ変更。これにより、海外の仕様書や取扱説明書との照合が容易になる。旧規格に存在した日本独自の附属書(油に対する保護等級など)は削除し、国際規格と完全に一致させることで、規格の透明性も高めているとしている。



