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ドコモショップでマネックス証券の口座開設・投信積立サポート 業界初
2026年1月28日 14:15
NTTドコモとマネックス証券は、ドコモショップにおいて、マネックス証券の取引口座に関する設定サポートを1月29日から開始する。ドコモショップ運営の代理店が、金融サービス仲介業のライセンスを取得したうえでサポートを行なうもので、一部の店舗から開始し、順次利用拡大していく。
対象店舗は35店舗から開始し、早期に100店舗規模に拡大予定。対象店舗リストは順次更新する。通信キャリアの代理店が金融サービス仲介業のライセンスを取得して、証券口座の開設案内を行なうのは、業界初の事例としている。
ドコモとマネックス証券は、24年1月の資本業務提携以降、両社の連携を強化してきた。24年には「dカードのクレカ積立」や証券総合取引口座とdアカウントの連携、dポイントでの投資信託積立を開始。25年にはd払いアプリからの証券口座開設や投信積立申し込みができる「かんたん資産運用」に対応している。
この連携をさらにすすめ、ドコモショップでの証券サービスの対面サポートを開始する。
証券外務員資格を保有するドコモショップのスタッフが、証券総合取引口座やNISA口座の開設サポート、「dカード積立」や「dアカウント連携」、「かんたん資産運用」の操作・設定サポートを行なう。
このサポートは、利用者自身のスマートフォンでの各種手続きや操作をドコモショップスタッフが支援するもので、無料で利用できる。そのため、「投資を始めたいが、始め方がわからない」という人も、ドコモショップによる対面サポートを通じて、資産形成を始められるという。マネックス証券の清明祐子社長は、「ネット証券の利便性・低コストと、対面の安心感を組み合わせたサービス」としている。
なお、ドコモショップでは、投資信託や日米株式などの個別の金融商品についての案内は対象外。金融商品に関する問い合わせについては、マネックス証券の「お客さまサポート」で対応する。
- 証券総合取引口座の開設
- NISA口座の開設
- 「dカード積立」の各種設定
- 「dアカウント」連携の設定
- 「かんたん資産運用」の操作・設定
ドコモショップのサポート内容
口座開設の場合は、スマートフォンと個人番号カード(マイナンバーカード)などが必要。「dカード積立」の各種設定は、スマートフォンと証券総合取引口座と同一名義の「dカード」「dカード GOLD」「dカード PLATINUM」が必要となる。
ネット証券✕ドコモショップで投資拡大を
NTTドコモ コンシューマサービスカンパニー ウォレットサービス部長の田原 務氏は、ドコモが目指す「シームレスな金融サービス」として、マネックス証券とdポイント、dカード、d払い、d NEOBANKなどを連携させていく方針を説明。ドコモによるマネックス証券子会社化以降の取り組みとともに、資産形成の“裾野”を広げていく必要があると語った。
同社の調査では、NISAの認知度は8割を超えているが、「まだ始めていない」人が55%と過半数を超えている現状があるという。始められていない人のハードルとなっているのが、「相談する人がいない」という理由で、この点が大きな課題と分析する。
「どこにいけばいいかわからない」という人が多い中で、身近なドコモショップで口座開設のサポートを行なうことで、資産形成の“スタート”を後押しするとともに、ドコモの回線契約者や1,800万人のdカード利用者などにマネックス証券の利用を促していく。
対応のドコモショップは100店舗までは展開の目処が付いているが、代理店とスタッフ双方のライセンス取得が必要となることから、状況を見ながら拡大を進める。目標としては、「早期に1,000店舗」としている。
マネックス証券の清明祐子社長も今回の施策の意義を説明。「ネット証券の利便性は、ネットで完結できる利便性と低コスト。マネックス証券でも、アナリストや社員による毎日の情報発信を重視しており、ネット証券でありながら顔の見える安心を大切にしてきた。だからこそ今回の取り組みには運命的なものを感じている。店舗を持たないマネックス証券が、投資への一歩を踏み出す入り口をドコモショップという対面の場で提供できるようになる。ネット証券の利便性と対面の安心感。両立が難しかった価値が今回の取り組みで一つになる」と対面✕ネット証券の価値をアピールした。
NISA口座については、東京の開設率が31%に対し、青森が15%など地域差が大きい。また、若年層よりも、60代以上の開設率が低いことなども課題となっているが、今回の対面の取り組みにより、資産形成の裾野を広げていく狙い。
マネックス証券の口座数は25年12月末時点で282万件。今回の取り組みによる獲得目標は非公開だが、「(現在の)280万に対して、インパクトを出すレベル感を考えている」(ドコモ田原氏)とした。












