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北海道に木造の交番 CLT製箱形ユニットで工期短縮

東警察署 元町交番

三井ホームの地域事業会社である三井ホーム北海道は、三井ホームグループ初となる木造交番の建設に着手した。三井ホーム北海道が北海道警察による令和7年度買取型交番、駐在所整備事業の事業者として選定されたことによるもの。

事業では、札幌市と恵庭市に5つの新たな木造交番を建設。構造体にCLT(直交集成板)を利用し、工場で組み立てた箱型ユニットを採用することで、安全性や環境に配慮しながら大幅に工期を短縮する。

国産材CLTを採用し、主要構造部をあらかじめ工場で組み立てた箱型ユニット化を採用。高い安全性を確保しながら従来に比べ約3カ月の工期短縮を可能にし、移築・移転が必要な場合には再利用も可能になる。

CLTを使用した箱型ユニットのイメージ
CLTを使用した箱型ユニットの耐震実験

木には、成長過程でCO2を吸収し、建材となった後も炭素を貯蔵し続ける特性がある。中でもCLTは、これまで木材があまり使われてこなかった中大規模の建築物にも使用可能で、国土交通省も普及を促進するなど脱炭素社会の実現に寄与する工法として注目されている。

北海道産トドマツを下地材に、北海道産カラマツを構造用合板や構造用LVL(単板積層材)に、北海道産シラカバを造作家具(カウンター・机・造作家具)に使用する等、地元建材を積極的に活用。構造体施工は地元工務店である西條産業が担当するなど、設計・施工・品質管理において道内の企業と連携する。

北海道産トドマツの製材
北海道産カラマツを使用した構造用合板
北海道産カラマツを使用した構造用LVL

寒冷多雪地の北海道で冬期間の最低室温を概ね15℃以上に保つため、外壁に外断熱工法を、窓には3層断熱ガラスを使用した樹脂サッシを採用し、高い断熱性能(HEAT20:G2レベル)を実現。熱交換換気扇と高効率エアコンの採用による効率的な室温の維持や、LED照明や節湯型エコハンドル仕様の水栓の採用等を通して、省エネ性能も向上させている。

工期は2025年12月下旬から2026年4月中旬で、引渡期限である2026年7月よりも3カ月早い2026年4月末までに全棟引渡し予定。

設置する交番は下記の5カ所。

  • 東警察署 元町交番
    建設地:札幌市東区北24条東18丁目15番19
    階数:2階建
  • 北警察署 麻生交番
    建設地:札幌市北区北39条西5丁目335番5
    階数:2階建
麻生交番
  • 白石警察署 北都交番
    建設地:札幌市白石区北郷4条13丁目11番2、11番3
    階数:平屋建
北都交番
  • 豊平警察署 北野交番
    建設地:札幌市清田区北野4条5丁目354番17
    階数:平屋建
北野交番
  • 千歳警察署 恵み野交番
    建設地:恵庭市恵み野西1丁目23番6、23番9
    階数:平屋建
恵み野交番