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国の登録有形文化財がスタバに 横浜「旧長濱検疫所一号停留所」

建物外観

横浜市は、25年3月に横浜市金沢区長浜から金沢区海の公園に移設復元され、国から横浜市に寄附された国の登録有形文化財「旧長濱検疫所一号停留所」の活用候補者が「スターバックス コーヒー ジャパン」に決定したと発表した。26年夏頃のオープンに向けて詳細の協議・検討を進める。

施設内は、飲食等スペースと、歴史・魅力の増進スペースで構成される。横浜市は、文化財としての価値を継続しながら、市民が気軽に歴史文化を感じられるとともに、その雰囲気の中で飲食等を楽しめる施設として活用するとしている。建築構造は木造平屋建て、延床面積は約420m2

旧長濱検疫所一号停留所は、1895年(明治28年)に、横須賀長浦にあった検疫所機能の移転の際に、感染症対策として、上等船客・船員が一定期間滞在する施設として金沢区長浜に整備。1923年(大正12年)に関東大震災でほぼ倒壊するも、翌年復旧工事が実施された。

1986年に「検疫資料館」として存続。2016年に当該施設が立地する「厚生労働省横浜検疫所」のよこはま新港合同庁舎への移転を国が発表した。

2018年に登録有形文化財に登録。2020年に金沢区長浜にあった「厚生労働省横浜検疫所」の移転にあたり、地元および国から要望を受け、施設の保存について国と協議を開始した。2023年3月には国が海の公園内に移設復元し、横浜市に寄附を行なうこと等が決定。2025年3月に国による移設復元工事が完了し、国から市へ建物が寄附された。