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歴史的建造物・旧第一銀行横浜支店が「BankPark」に 10月4日オープン

横浜市認定歴史的建造物「旧第一銀行横浜支店」を活用した文化交流拠点「BankPark YOKOHAMA(バンクパーク ヨコハマ)」が、10月4日にグランドオープンする。

1929年に建てられた銀行建築で、2003年にその先端(バルコニー部分)を曳家し形態復元した横浜市認定歴史的建造物。BankPark YOKOHAMAは、竹中工務店、CRAFTINGJAPAN、グッドルームで構成するグループが、横浜市から賃借して施設運営を担う。所在地は横浜市中区本町6丁目50-1、延床面積は約1,934m2

施設は、1階のCRAFTINGJAPANが運営する店舗「CRAFT.」、地下1階・2〜3階のグッドルームが運営する「goodroom lounge横浜馬車道」で構成される。goodroom loungeは7月31日に先行開業した。施設の象徴でもあるバルコニーは、まちかどギャラリーとして、アート・工藝などを展示するギャラリー空間として活用する。

CRAFT.はダイニングレストランに加え、世界各地の工藝作品を集積させたギャラリーやライブラリー、フラワーショップを備え、文化・芸術・観光を発信する。

提供料理イメージ
工藝品イメージ
フラワーショップイメージ

goodroom loungeは、地下1階がタッチダウンスペース、2~3階が個室区画や会議室、3階が交流の場となるラウンジ。月額プランと、30分~の都度会員利用に対応する。都度会員利用は、顔認証で入場から退場までの時間を自動計算する。

goodroom lounge 横浜馬車道 3階ラウンジ

月額会員の料金は、馬車道・戸塚・保土ヶ谷など全国20以上の拠点、サウナ等の特典を使える全拠点利用が18,800円/月、馬車道拠点のコワーキングスペースのみ使える1拠点利用が12,800円/月。都度会員利用は880円/30分〜。都度会員は10月中開始予定。

まちかどギャラリーではグランドオープンにあわせ、持続可能なデザインを通じて社会課題の解決を目指すサヴァンにより、工事現場から出た建設廃材、海の廃棄漁網、石油の使用量を軽減した試作の網を軸に制作したアートオブジェを展示する。

アートオブジェ

開業にあわせて施設ロゴを策定。カラフルなピースにより、様々な人・もの・文化が集い交差することで、新たな発信/共創へとつながる様子を表現している。ロゴの中に施設のイニシャルである「B」「P」「Y」の文字が隠されている。色は横浜市のシンボルカラーでもあるブルーを基調としつつ、パークを想起させるグリーンと、にぎわいを感じさせるオレンジを組み合わせた。