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イオン、新潟初の「そよら」11月7日開業 万博の遊具も移設

イオンリテールは、新潟県初の「そよら」となる「そよら三条須頃」を、11月7日にオープンする。所在地は、新潟県三条市上須頃5009番1外。

上越新幹線・JR弥彦線 燕三条駅から徒歩8分、北陸自動車道三条燕インターチェンジから車で6分の立地にオープン。三条市立大学や三条看護・医療・歯科衛生専門学校、済生会新潟県央基幹病院に近接しており、教育・医療機関の整備と市の子育て支援の取り組み等により、若年ファミリー層の流入が進むエリアとしている。

計3棟で構成し、核店舗となるイオンスタイル須頃とフードホールを中心とした「イオンスタイル棟」(2階建て)、家電量販店が入居する「ヤマダデンキ棟」(2階建て)、GUや英会話教室・音楽教室・キッズアミューズメントなどを備えた「専門店棟」(1階建て)が並ぶ。専門店や飲食店の増設も計画しており、26年秋の完成を予定している。

11月のオープン時点では3棟、26年秋に1棟の増設を計画
狭域図
広域図

イオンスタイル棟は、1階に食品売場とフードホール、2階にヘルス&ビューティケア売場、日用品、文具、寝具、靴、100円ショップ「キャンドゥ」などが出店する。

医療施設や教育機関が隣接し、昼間人口が約2,000人増加するという地域特性から、食品は時間帯ごとに変化するニーズに合わせた、タイムパフォーマンスの高い売場を展開。惣菜は昼食需要に応え、地元の定番の味に季節感を取り入れた弁当など、毎日30品目以上の弁当と丼を取り揃える。

イオンスタイル棟

農産売場では、春の柑橘類、夏のすいか、秋の梨・柿・りんご、冬のいちごなど、旬を取り入れたカットフルーツを用意。鮮魚は、寺泊漁港や佐渡・内海府地区の漁港をはじめ、新潟県内の各漁港や豊洲市場から仕入れた鮮魚を毎日15種類以上展開する。

地場野菜コーナーでは、近隣の10軒の生産農家と協力し、ほうれん草や小松菜、キャベツ、大根、白菜など20種類ほどの新鮮な地場野菜を取り揃える。旬の季節には、地元・燕三条エリアをはじめとする周辺地域で生産される洋梨「ル レクチエ」を揃え、自家需要はもちろん、ギフト需要にも応える。

食品売場
洋梨「ル レクチエ」
三条市唯一の蔵元「福顔酒造」の日本酒や、燕市唯一のブルワリーのクラフトビールなども揃える

フードホールは、吹き抜けの開放的な空間に120席を用意。牛角のフードコート専門店「牛角焼肉食堂」や「しゃぶしゃぶ温野菜」の出汁を使用したスープ定食店「温野菜ごはんがおいしいスープ食堂」、ラーメン店「麺屋しゃがら」などが出店。フードコートから独立したレストランとしてサイゼリヤもオープンする。

イオンスタイル棟フロアマップ。レストランはフードホール含め6店舗

専門店棟には、全天候型のアミューズメントパーク「ASOBLE」が11月12日にオープン。無料で遊べる次世代型遊具から、遊びを通して未来を考えられるコンテンツなど、様々な“遊びの可能性”を提供する。

メイン遊具は、大阪万博に出店した“遊び×食×癒”の施設「遊んでい館?」で好評だった、SAPIENCE(サピエンス)がそよら三条須頃に移設される。

このほか専門店には、英会話教室、音楽教室、理容店がオープン。26年春にはGUも出店予定。

専門店棟にオープンする、全天候型のアミューズメントパーク「ASOBLE」

敷地面積は約45,480m2、売り場面積は約14,800m2(うち、直営4,149m2)。駐車台数は1,064台、駐輪台数は自転車86台、バイク7台。

イオンスタイル棟の営業時間は、1階食品売場が8時~23時、2階の日用品売場が9時~21時。専門店数は26年春時点で、3棟で計15店舗。営業時間は各店舗によって異なる。

各専門店の営業時間