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GMO「ヒューマノイド 熊谷正寿」登場 国内初のロボット型CEO

GMOインターネットグループとGMO AI&ロボティクス商事は、独自の大規模言語モデル(LLM)を活用し、従業員の意思決定を加速するプロジェクト「GMO Brain AI プロジェクト」の一環として、グループ代表の熊谷正寿氏をモデルとしたAI・CEO「ヒューマノイド 熊谷正寿」を発表した。

ヒューマノイド 熊谷正寿は、熊谷氏の思想や哲学、GMOグループの価値観「GMOイズム」に基づいて質問に回答するAI・CEO。音声認識機能を備えており、音声での問いかけに対し、音声で返答する。ロボット本体にはAIを搭載したヒューマノイド「Unitree G1」を採用し、これまでに開発された「AI 熊谷正寿」のノウハウや、GMO AIRが8月に行なった実証実験の成果を生かして開発された。

既存のAI・CEOがバーチャルアバターや社内ポータル上で運用されるのに対し、実体としてロボットに搭載されるのは国内初の事例とされる。今後は、会議や顧客対応などでヒューマノイド 熊谷正寿を投入し、社内での実用化に向けた検証を進める。

熊谷氏は、「グループ内のすべての会議でAIによる録画・議事録作成をすでに行なっており、そこで蓄積されたデータをヒューマノイド 熊谷正寿に学習させることで、将来的には次期グループ代表候補の1人として、重要な経営判断にも対応できるよう進化させたい」とコメントしている。