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ウェルスナビ、パスキー導入 9月上旬から

ウェルスナビは、ロボアドバイザー「WealthNavi」において9月上旬から「パスキー(FIDO2)」を用いたログイン時の多要素認証を導入する。

パスキーは、従来のパスワードに代え、顔・指紋などを利用して本人確認を行なう認証技術。スマホ・PCの所持情報と顔・指紋の生体情報を組み合わせ、安全で簡単な多要素認証を実現し、サービス全体のセキュリティを強化する。

WealthNaviでは、一度パスキーを設定すれば、顔・指紋などの認証でスムーズにログインできるようになり、ログイン時のID・パスワードや認証コード(ワンタイムパスワード)などが不要となる。また、偽サイトに誘導してパスワードなどの情報を盗み取ろうとするフィッシング詐欺への有効な対策となる。

2025年に入ってから、フィッシング詐欺を契機とした不正アクセスによる証券口座の乗っ取り被害が拡大。証券会社が、多要素認証を必須化している。こうした中で、よりセキュリティレベルの高い認証方法としてパスキーの導入を決めた。

パスキー導入にあわせて、パスワードで認証を行なう場合は、認証アプリまたはメールによる追加認証を必須化。一方、パスキーによる認証を行なう場合には、追加認証は不要とする。

「WealthNavi(ウェルスナビ)」は、「長期・積立・分散」の資産運用を自動化するロボアドバイザーサービス。スマートフォンやPCから5つの質問に答えるだけで一人ひとりに合った運用プランを提案。簡単に資産運用できる。

なお、楽天証券SBI証券マネックス証券などが25年秋のパスキー導入を予告しており、一部の証券会社ではパスキー導入に向けた動きが進んでいる。