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キングジム、防災用品の新ブランド「ココボ」

キングジムは、新防災ブランド「KOKOBO(ココボ)」を立ち上げる。同ブランドから、8月27日に「災害トイレセット(100回分)」、10月10日に「縦横使える防災テント」「屋根が開く防災テント」「自動で膨らむ防災マット」を発売する。価格は9,000円から22,000円(税別)。

ココボでは、防災の“はじめの一歩”として、日常生活に溶け込む“特別感のない防災”を提案する。

キングジムは2008年から防災用品の発売を開始。防災用品カテゴリの売上は2020年度から2025年度にかけて約600%の成長を記録し、堅調に推移している。ココボでは、今回発売する新製品に加え、これまで発売した防災用品もシリーズの対象とする。

ココボの名称は、「ここにぴったり」「個々が使える」「ここぞというときに役に立つ」という仕事や暮らしを支える3つの“ここ”に加え、「あったら安心、そなえて安心」という“こころ”の「ここ」に由来している。

縦横使える防災テントは、縦横2WAYで使える簡単設営のコンパクトな1人用の防災テント。着替え時には縦置き、休息時には横置きと、用途に応じて使い分けられる。内側にはトイレットペーパーやタオルなどをかけられるホルダーを装備しており、お手洗いスペースとしても利用できる。

サイズは展開時が約105×105×200cm(幅×奥行×高さ)、折りたたみ時が約66×4cm(直径×奥行)、重量は約2.3kg。本体色はカーキ。価格は11,000円(税別)。

屋根が開く防災テントは、屋根部分をファスナーで開閉可能とした、採光や換気に配慮したテント。大人3人まで入れる。

サイズは展開時が約200×200×180cm(幅×奥行×高さ)、折りたたみ時が約79×6.5cm(直径×奥行)、重量は約6.3kg。本体色はカーキ。価格は22,000円(税別)。

自動で膨らむ防災マットは、バルブを開けるだけで設営できる自動膨張式のマット。厚さ約5cmまで膨らみ、避難所での睡眠・休息時の振動や底冷えを軽減する。5カ所の連結ボタンを留めることで、複数枚を連結することもできる。コンパクトに収納できる点も特徴。

サイズは展開時が約195×65×5cm(幅×奥行×高さ)、折りたたみ時が約16×63cm(直径×高さ)、重量は約1.9kg。本体色はカーキ。価格は9,000円(税別)。

災害トイレセット(100回分)は、既存の「災害トイレセットII」から使用回数を増量した製品。水を使わずに使用できる簡易トイレで、便座やバケツに汚物収納袋をかぶせて使用する。抗菌仕様の凝固剤が汚物を素早く固め、ニオイの抑制や衛生面にも配慮している。

1人あたり1日平均5回とされるトイレ使用に対し、3日分・約6人分相当の備蓄が可能。オフィスでの備蓄を想定し、A4ファイルサイズで、ロッカーや書棚に収納しやすいデザインを採用している。

セット内容は汚物収納袋×100枚、抗菌性凝固剤×100個、廃棄用大袋×5枚。サイズは約96×222×313cm(幅×奥行×高さ)、重量は約2.5kg。価格14,800円(税別)。

(1)汚物収納袋、(2)抗菌性凝固剤、(3)廃棄用大袋

ココボの立ち上げと合わせて、ブランドサイトを開設した。オフィスにおける防災意識や備えの調査結果、備え・防災アドバイザーの高荷智也氏監修による「防災診断コンテンツ」を掲載。防災診断では簡単な質問に答えることで、自分の防災レベルや備えの傾向が分かる。