東京メトロ、クレカタッチ決済の後払い乗車を全線導入　26年春

東京メトロは、2026年春に東京メトロ全線において、タッチ決済対応のカードによる後払い乗車サービスを開始する。タッチ対応のクレジットカード(デビット・プリペイド含む)のほか、スマートフォンに設定したカードも対象となる。

東京メトロでは、事前に購入した企画乗車券「東京メトロ24時間券」において、タッチ決済やQRコード活用した乗車サービスを25年3月から開始している。この取り組みを拡大し、タッチ決済による「後払い」乗車サービスも26年春に実現する。

これにより、事前に乗車券を購入することなく、タッチ決済対応のカード等を自動改札機のリーダーにかざすだけで、そのまま自動改札機を通過し、東京メトロ全線を利用できるようにする。

日頃の鉄道乗車をカードだけで実現できるほか、東京を訪れるインバウンド客などの利便性向上も図る狙い。同サービスは三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用する。開始日時は後日発表予定としている。

7月現在の東京メトロ線内の対応自動改札機の設置駅数は、全180駅中104駅。2025年度中の全駅設置を予定しており、26年春の後払い乗車サービスにつなげる。