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「かんぽアプリ」開始 歩いて「ゆうゆうポイント」が貯まる

かんぽ生命保険は、「かんぽアプリ」のサービスを7月7日に開始した。利用者の健康増進や各種保険手続きの利便性向上を図るほか、日本郵政が提供する「ゆうID」および「ゆうゆうポイント」を採用し、日本郵政グループ一体での新たな価値提供を進める。

かんぽ生命ではこれまでも、健康応援アプリ「すこやかんぽ」を提供していた。かんぽアプリはすこやかんぽをリニューアルしたもので、健康増進に加えて「お客さまとデジタルでつながる」を実現するサービスを目指す。

かんぽアプリは、契約者の手続き・相談機能に加え、アプリ利用者が気軽に健康づくりに取り組むためのコンテンツを提供する。

契約者向けの機能として、契約内容の確認や担当者への問い合わせ、各種手続き、かんぽ生命からのお知らせの閲覧を搭載する。確認・問い合わせ、手続きの機能は10月以降に順次実装予定。

確認・問い合わせ機能では、アプリのトップ画面に加入している保険契約の概要を表示し、アプリを通じて生命保険を身近に感じられるようにするとともに、気になったことや質問などがある際はアプリ上に表示される担当者にワンタップで連絡できる。

手続き機能については、入院・手術保険金の請求、住所の変更などが、アプリから遷移するインターネットサービスのマイページで行なえる。これまでインターネット経由でマイページを利用していた契約者も、アプリに搭載される生体認証を使うことで、より簡便かつセキュリティ高く利用できるとしている。

お知らせの閲覧機能では、かんぽ生命からの大切なお知らせや書類がまとめられている。

かんぽ生命は生命保険加入者に対して年に一度の「ご契約内容のお知らせ」の郵送や、郵便局・かんぽ生命コンサルタントによる「ご契約内容確認活動」により、請求漏れの確認や生活環境・家族に変化が生じた際の手続きなどのアフターフォローを行なってきた。かんぽアプリを通じて、より充実したサポートを図る。

健康増進に向けたコンテンツとして、歩数計測、ラジオ体操を提供。歩数計測では、歩数に応じて毎週抽せんで「ゆうゆうポイント」を貯められる。かんぽ生命の契約者に限らず、アプリ利用者全員が参加可能。かんぽアプリは「ゆうID」でログインできる。

ラジオ体操は、かんぽ生命の起源に当たる逓信省簡易保険局が1928年に「国民保健体操」として制定したものであることから、100年近く経った現在も普及活動に勤めている。かんぽアプリからは「ラジオ体操動画」の閲覧や「体操実施日の記録」ができる。

「ゆうID」や「ゆうゆうポイント」との連携については、歩数計測におけるポイント付与の例のように、かんぽ生命契約者以外も含め、「ゆうID」および「郵便局アプリ」の利用者が「ゆうゆうポイント」を貯める機会を広げる。「ゆうゆうポイント」は限定商品との交換、家族へのシェアなどができる。