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保険商品から飛び出した“特典”付き健康増進サービス「Vitality スマート」とは
2026年1月28日 16:03
住友生命は、生命保険の契約と切り離し、独立して提供している健康プログラムのトライアル版「Vitality スマート(トライアル期間付き)」の提供を1月15日から開始している。28日には説明会が開催され、充実した特典が特徴の健康増進プログラム「Vitality スマート」の取り組み全般について紹介された。
「Vitality」は、南アフリカのDiscoveryが開発したサービス。グローバルで約30年の展開実績があり、日本では住友生命が独占的に提供している。ユーザーの日々の健康増進活動がポイント化され、保険料の割引に適用されるなど、健康増進の活動にメリットを提供しモチベーションを維持できる仕組みが特徴。
特典や提供企業は多岐にわたり、コンビニで利用できるドリンクチケットをはじめ、ガーミン、ポラール、オムロンといったメーカーのヘルスケアデバイスを割引購入できる特典、スポーツクラブの割引、三井住友カードのポイントアップ、ポケモンGOのゲーム内アイテムなど、さまざまなものが用意されている。
2023年3月からは、保険契約と切り離し独立して提供する「Vitality スマート」(月額330円)を開始。これを1カ月間無料で体験できるのが1月15日からスタートした「Vitality スマート(トライアル期間付き)」となる。トライアル中の特典はコンビニなど一部に限られるほか、トライアル期間が終了すると有料契約に自動的に移行する。保険型に加入した場合は実績を引き継げる。
住友生命 執行役員 データマーケティングオフィサーの工藤征夫氏は、デジタル領域で健康サービスを単独提供する「Vitality スマート」は同社としても新しい取り組みとし、企業の福利厚生や自治体が住民の健康増進目的で採用するなど、展開が広がっていることを紹介。リアルイベントも拡大させていく方針を語っている。
住友生命は「ウェルビーイング」というテーマで、同サービスだけでなくより広い観点でも取り組んでいる。ウェルビーイングとは、健康というだけでなく、心身が充実し社会的にも満たされた状態で、幸福であることを指す。
ウェルビーイングの取り組みでは、保険領域にとらわれず、スタートアップ企業との連携・共創も行なっている。
そのひとつがランナー向けサービス「ラントリップ」との連携で、ラントリップは1月15日から、有料の「Runtrip PREMIUM」(月額490円)と「Vitality スマート」(月額330円)をセットにしたコースを月額330円で提供している。ラントリップ 代表取締役の大森英一郎氏は、Vitalityとの連携コースが想像以上に好評とし、Vitality同様にリワードを充実させたラントリップの特徴について「我慢して得る健康ではなく、楽しんで続けられる」と紹介している。
妊娠からの子育て記録アプリなどを中心に事業を展開するカラダノートと住友生命は資本業務提携を締結しており、住友生命はカラダノートの株式の10%を取得している。カラダノートは夫婦で子育て記録を共有できるようにするなど“家庭の子育て環境”のDX化を進めてきたが、15年以上に及ぶアプリ・サービスの提供を通じても、社会全体でみれば「子育て環境は改善してこなかった」(カラダノート 代表取締役の佐藤竜也氏)と振り返る。
佐藤氏は、国や自治体の制度面では子育て支援策が充実し始めているものの、共働きが多い昨今は、企業の子育て支援の体制の遅れが、子育て環境の改善を阻んでいると指摘。住友生命との連携では企業も巻き込んで取り組みを進め、「歩くとかだけでなく、共育(ともいく)でポイントが貯まるとかも想像している」などとし、子育て環境の改善を、家庭から社会全体に広げていくことに意欲を示した。住友生命の工藤氏も「子育て支援に正面から取り組んできた会社。子育ては“ハッピーな時間”も多い。一緒にできることを実現していきたい」と語っている。











