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駅直結「ららテラス北綾瀬」を見てきた 大規模フードコート・子育て充実
2025年6月23日 19:25
東京メトロ千代田線 北綾瀬駅直結の商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬」が6月24日にオープンする。三井不動産は開業前日の23日、メディア向け内覧会を実施した。
ららテラス北綾瀬は、駅利用者を中心とした地域住民をメインターゲットとするライフスタイル型商業施設。4フロアに全51店舗が出店する。北綾瀬駅北改札から、6月20日に開通したペデストリアンデッキで接続するほか、施設前には6月19日より使用開始となった駅前交通広場がある。
北綾瀬駅は北千住駅から2駅の場所。ただし、千代田線の綾瀬駅から常磐線松戸・柏方面とは分岐した路線で、19年3月までは綾瀬~北綾瀬の往復運転のみだった。19年3月16日から北千住方面からの直通運転が開始された。
内覧会では、三井不動産 執行役員の肥田雅和氏が、北綾瀬駅前に商業施設を開業する狙いについて説明。北綾瀬エリアは世帯数が増加傾向にあるとともに、新規マンションの開発が進んでいることから、さらなる人口増加が期待できる。特に、新たなファミリー層の増加を見込んでいる。
エリア初の大型フードコート
ららテラスの特徴の1つとなるのは、こういった狙いも踏まえた綾瀬エリア初の大型フードコート。ペデストリアンデッキと同じ2階にて、全10店舗が出店する。座席数は約500席で、キッズスペースやファミリーゾーンを設けている。そのほか、飲食をしながら仕事や勉強ができるカウンター席やコンセント席も設置する。
フードコートでは松戸富田製麺、札幌味噌Fuji屋、台湾美食店886食堂で北綾瀬限定メニューを提供する。
フードコート以外にも、回転寿司「もりもり寿司」、イタリア料理「カプリチョーザ」、カフェ「スターバックス コーヒー」などの飲食店や食物販店舗が出店する。もりもり寿司は北陸の回転寿司店で、23区初出店となる。
子育てを応援する設備や店舗
ららテラス北綾瀬では、フードコートのキッズスペースやベビーカー置き場以外にも、キッズトイレやおむつ替えスペースなど、子育て世帯に向けた設備を用意している。
テナントにおいても、西松屋、英語教室、ダンス教室、小児科といった、子育てを応援する物販・サービス店舗やクリニックが入居する。また、足立区の子育て支援施設「子育てサロン北綾瀬」が設置される。子育てサロンは0歳から3歳までの子供と保護者が無料で利用可能。
駅前エリア最大規模のスーパー「サミット」
日常利用の店舗としてスーパーマーケットの「サミットストア」が1階に出店するほか、生活利便性に関わる店舗として2階に「無印良品」、3階に「ノジマ」「GU」「くまざわ書店」、4階に「ダイソー」などが出店する。
サミットストアは「駅前エリア最大規模」(肥田氏)のスーパーマーケットで、即食やひと手間でできる商品を充実させるという。
そのほか4階では、医療モール「クリニックステーション」を展開するとともに、処方箋薬局もあわせて設置する。
外観デザインは地域に愛される施設を目指し、綾瀬の地名にちなんだ綾織をモチーフとして取り入れている。同様のデザインを、エントランスやエスカレーターの壁面などにも散りばめている。
そのほか、地域の人たちが集い、交流が生まれる場所を目指し、開業後にストリートピアノを、オープンスペースに期間限定で設置する。
ららテラス北綾瀬の所在地は東京都足立区谷中四丁目8番1号。敷地面積は約8,700m2、延床面積は約31,800m2。駐車台数は約200台、駐輪場台数は約600台。年間目標は売上120億円、来場者数350万人以上。