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サイバーエージェント、社員個人のAIエージェント導入に4億円 月200ドル
2025年6月20日 11:56
サイバーエージェントは、開発AIエージェントの導入に年間約4億円を投資すると発表した。開発業務に携わるエンジニア約1,200名を対象に、1人あたり月額200米ドルの開発AIエージェント導入費用をサポートする。
社員が業務に応じて開発AIエージェントを選択・導入できるほか、業務以外の場面でも開発AIエージェントを気軽に試せるようにすることで、エンジニアのAIスキル向上を図るもの。
同社の開発組織では、2023年4月からGitHub Copilotの全社導入を開始し、以降もCursor、Cline、Windsurf、DevinなどのAI開発支援ツールを部門単位で導入してきた。結果、約1年半でエンジニアの開発業務工数の約4割をAIが補完する成果が出ているという。
今回、AIスキルをさらに向上させるため、エンジニアが「個人単位」で開発AIエージェントを試せる環境を整備する必要があると判断。1人あたり月額200ドルの開発AIエージェント導入費用サポートを決定した。
対象となるのは、プログラミング支援AI、コードレビューAI、ドキュメント生成AIなど、開発業務に特化したAIツール。同社の開発者ブログでは、Claude Max(20x)やCursor Ultraが200ドルのため、「ひとまず触ってみたいものは触れるだろう」という判断のもと200ドルに決めたとしている。
各ツールは、社内の生成AI活用ガイドラインや各事業部のルールに準拠して選定する。また、200ドルを超える利用については、事業部ごとの判断としている。