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ChatGPT、OutlookやGmailからdeep researchする「コネクタ」 会議録音も

OpenAIは4日(米国時間)、「ChatGPT」のTeam、Enterpriseプランの「deep research」機能において、OutlookやGmail、Google Drive、Teamsなどの外部サービスと連携する「Connectors(コネクタ)」に対応した。組織内で使われるアプリ等と接続し、よりリアルタイムの文脈を把握しながらdeep researchの調査が可能になる。

対象プランは、ChatGPTのTeam、Enterprise、Edu。また、ChatGPT Plus(20ドル)とPro(200ドル)のユーザーも、自社内のツールを含む一部のコネクタをdeep researchで利用可能となる(EEA、スイス、英国は対応しない)。

対応するコネクタは、Google Drive、SharePoint、Dropbox、Box、Outlook、Gmail、Google Calendar、Linear、GitHub、HubSpot、Teams。Team、Enterprise、Eduでは、Box、Dropbox、Google Drive synced connector、OneDrive、SharePointでのChatGPT検索にも対応する。

利用できるファイル形式は、 TXT、PDF、CSV、XLSX、PPTX、DOCXなど。

ChatGPT for Business Updates

deep researchでMCP対応

また、ワークスペースの管理者は、Model Context Protocol(MCP)を使って、独自のデータベースやアプリなどを接続し、deep researchが行なえる。MCPの対象はdeep researchのみで、Pro、Team、Enterprise、Eduのユーザーが対象。

会議を録音・要約「ChatGPT record」

ChatGPTで会議、ブレインストーミング、音声メモを録音する「ChatGPT record」も開始する。

ChatGPTが会議などを録音・文字起こしし、重要なポイントを抽出して、フォローアップや計画、コードなどに変換する機能。120分までのセッション(会合)に対応可能で、データはモデルのトレーニングには利用されない。話者分離にも対応する。現時点では英語に最適化されているが、多くの言語対応を改善していくという。

ChatGPT recordは、TeamプランのmacOSアプリから開始し、Plus、Pro、Enterprise、Eduでも近日対応予定。