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ヤフオクやメルカリ、「備蓄米」出品禁止 出品者はアカウント停止も

LINEヤフーは、「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」において、政府備蓄米の出品を禁止する。転売による価格高騰や供給不足を防ぎ、米の価格安定化を目指す。

国内で米の供給不安が広がる中、政府は備蓄米を民間で活用する「随意契約」制度による放出を開始した。随意契約による備蓄米の売渡しは、予定数量の上限に達し、27日に受付を終了しているが、価格安定を狙った施策であり、転売による価格高騰などはその趣旨に反する。LINEヤフーは、備蓄米の転売行為が発生する懸念を踏まえ、備蓄米の出品をYahoo!オークションとYahoo!フリマで禁止する。

両サービスでは、備蓄米の出品は削除する。加えて、備蓄米の出品行為を行なうユーザーのアカウント停止、AIなどを活用した備蓄米の出品のパトロール強化などを予定している。

29日には、メルカリも政府備蓄米の出品禁止を決めた。同社の「マーケットプレイスの基本原則」に則った判断で、「メルカリ」「メルカリShops」での備蓄米出品を禁止。政府備蓄米の出品は削除するほか、政府備蓄米を出品したアカウントの制限、AIなどを活用した政府備蓄米の出品の監視などを行なう。

メルカリの対応を追記(5月29日14時)