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日清、「チキンラーメン」のたまごをきれいに白くする「しろたまメイカー」

日清食品は、「チキンラーメン」にのせたたまごの白身を簡単かつきれいに白くするガジェット「しろたまメイカー」を開発した。「チキンラーメン 5食パック」購入者を対象とした「チキンラーメン しろたまメイカープレゼントキャンペーン」を6月1日から実施する。

使い方は、しろたまメイカーにチキンラーメンをセットし、たまごを「たまごポケット」に落としてお湯を入れてキャップをする。3分待てば、きれいな“しろたま”が出来上がる。

しろたまメイカーには、麺を水平に固定する「ホリゾンタル ヌードルポート」、白身のみにまんべんなくお湯を注ぐ「オムニディレクション ヒートドリップシャワー」、湯気の熱を対流させ白身をきれいに仕上げる「ウルティメイト コンベクショナル Lo-Tech トテモeデスヨ スチーム マンベンナク サーマルリッド」の3つの“しろたまテクノロジー”を搭載。これらの組み合わせにより、たまごの白身がきれいに白く仕上がる。

発案者は、チキンラーメンのマーケティング業務に携わって5年の、40代のベテラン社員。日清食品では、チキンラーメンの上にたまごをのせやすくする「たまごポケット」を2003年に発明し、2008年には白身ポケットと黄身ポケットの2段になった「Wたまごポケット」へと進化させているが、発案者はこれまで300回は、たまごポケットにたまごを落としてきたという。

発案者は、きれいな“しろたま”を作るたびに周囲の社員から感嘆の声が上がった経験から、“しろたま”が人にもたらす喜びの大きさを実感してきた。その一方で、「チキンラーメンのたまごが、CMのように白くならなくてガッカリ」という消費者の声があることから、しろたまメイカーを開発した。

“しろたま”作りのコツは、「たまごの白身だけに、まんべんなくお湯をやさしく注ぎかける」こと。オフィスにあった「日清焼そばU.F.O.」の空容器を使えば、“しろたま”作りのコツを再現する装置を作れるのではないかと気づき、実践した結果、容器に空けた穴からシャワー状のお湯が白身に流れ落ちることで、きれいな“しろたま”を作ることに成功した。このように、日清焼そばU.F.O.の空容器を使った試作品第一号から、しろたまメイカーの開発プロジェクトが本格的に始動したという。なお、試作品のやり方はやけどなどの恐れがあるため、真似をしないよう呼び掛けている。

2024年2月に着想を得てから1年以上にわたって研究・開発。最も苦戦したパーツが「オムニディレクション ヒートドリップシャワー」で、試作段階では、たまごの黄身の表面まで白くなってしまったり、シャワーの勢いが強すぎて白身に穴が空いてしまったりとさまざまな課題が生じた。また、たまごによって温度や大きさなどが異なるという条件下においても、“しろたま”作りを確実に成功させる必要性を感じていた。

そこで、穴のサイズや配置に1mm単位で徹底的にこだわり、12パターンの試作品を作って検証し、最適な形状へとたどり着いた。

日清食品では、3つの“しろたまテクノロジー”を紹介するWeb動画「しろたまメイカー篇」を、日清食品グループ 公式YouTubeチャンネルで公開している。

プレゼントキャンペーンは6月1日から9月30日までの間で、応募期間を2回に分けて実施。応募期間中にチキンラーメン 5食パックを購入し、キャンペーンサイトでレシートを撮影、必要事項を記入して応募する。「チキンラーメン 5食パック含むレシート1,000円以上(税込)」で応募可能。ECサイト利用の場合は購入明細または納品書兼領収書等で応募できる。

日清食品では、しろたまメイカーを使わずにきれいな“しろたま”を作るためのコツも紹介している。

なお、5月31日までに購入した場合のレシートは、キャンペーン対象外。