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さいたま新都心駅直結の複合施設「ekism」7月25日グランドオープン
2025年5月23日 18:22
ジェイアール東日本都市開発は、JR京浜東北線 さいたま新都心駅コンコース直結の複合賃貸住宅「ekism(エキスム) さいたま新都心」を、7月25日にグランドオープンする。
さいたま新都心駅から徒歩1分の立地で開業する、低層階の商業と上層階の住宅で構成される複合施設。地上10階建で、商業は8テナント、住宅は50戸。また、埼玉県のイノベーション創出拠点「渋沢MIX」が開設される。
テナントは飲食店および食物販で、1階から4階までの4フロア。丸亀製麺、ドトールコーヒーショップ、Chawan、成城石井、RiGEL、Di PUNTO、YEBISU BARが出店する。
渋沢MIXは5階に開設。オープンイノベーションの創出・促進、スタートアップの創出・成長支援、イノベーションを担う人材の育成をコンセプトに、様々な規模・業種の企業やスタートアップ、金融機関、ベンチャーキャピタル、経済団体、大学、自治体などが交わり、持続的にイノベーションが創出されるエコシステムのハブを目指す。
渋沢 MIXという名称は、約500の企業の創立に携わった埼玉県出身の渋沢栄一が、適切な人や企業をマッチングすることで企業を成長に導いたことから命名している。
外観デザインは、建築全体としては暖色系メタリック色の有孔折板とルーバーを設置。華やかな雰囲気を演出しつつ、賃貸住宅の上層階は腰壁によってプライバシーを守れるようにしている。
低層階の屋外デッキ空間はダークトーンでまとめることでテナントの内装、サイン、照明を引き立たせ、また横丁のような楽しさと居心地の良さを狙いとして、有孔折板で適度に囲っている。外観デザインを担当した成瀬・猪熊建築設計事務所によれば、駅周辺の街並みは白を基調とした外観で窓が少ない建物が多いことから、駅前に賑わいを添えるべく、暖色系の金属素材とダークトーンを採用して、あえて異質なものとしたという。
賃貸住宅では「Suica スマートロック」を導入。Suica等の交通系ICカードを使って、改札を出た後もそのまま館内オートドアを開錠し、さらに宅配ボックスでの荷物の受け取りまで行なえる。
そのほか特徴は、商業やイノベーション施設を同一建物内で利用できる利便性、中廊下によるホテルライクな共用部など。間取りは1Kが5戸、1LDKが40戸、2LDKが5戸。6月28日に一部先行入居を開始する。
ekism さいたま新都心の所在地は埼玉県さいたま市大宮区吉敷町四丁目262番18号。敷地面積935.34m2、延床面積5,697.83m2。
ekismは、駅や駅ビルに隣接または駅徒歩1分以内の駅直結立地にて展開する、商業施設や公共施設を併設した複合賃貸住宅のブランド。名称は「駅(eki)に住む(sm)」から来ている。ジェイアール東日本都市開発は第1弾として24年春に「ekism国立」を開業しており、さいたま新都心は第2弾となる。