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「ご当地レターパック」試行販売 北海道の風景写真

日本郵便は、全国初のご当地写真付きレターパックライトを、北海道東川町内の郵便局、旭川駅内郵便局、旭川東郵便局で6月2日9時から試行販売する。価格は430円。販売枚数は1,000枚。

デザインは、北海道東川町のオフィシャルパートナー企業である東京カメラ部の協力により制作。使用写真は東川町在住の写真家・井上浩輝氏によるもので、東川町の風景を切り取り、封筒という日常的なツールを通じて、その魅力を全国に届ける。町内が見渡せる上空写真は、東川町のキトウシ森林公園からドローンで空撮した。

試行販売に至った経緯として、レターパックへの写真や広告掲載について、全国の郵便局社員から要望が多くあったことを挙げている。実用性を検討していた中で、24年10月から三者協働で活動している「東川町リビングラボ」(日本郵便、北海道東川町、慶應義塾大学SFC研究所)との間で、調整を進めてきた。

東川町では、1985年の「写真の町宣言」以降、文化を通じたまちづくりを実践しており、「東川町国際写真フェスティバル」や「写真甲子園(全国高等学校写真選手権大会)」などのイベントを通じて、まちづくりを町民一体となって行なう風土が育まれているという。

こうした背景から、多数利用されているレターパックに東川町を象徴する写真デザインを施すことで、町民一人ひとりが東川町の魅力発信の一翼を担うことえると判断。また、地域社会が抱える課題解決に郵便局が貢献できることから実現に至ったとする。