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メルカリモバイル、ギガ売買は平均36円/1GB 20GBを200円で購入も

メルカリは、3月に開始したモバイルサービス「メルカリモバイル」における、データ通信量(ギガ)の個人間売買機能の利用動向を公開した。調査対象は3月4日~4月25日までの全契約者で、約3人に1人がギガの売買を経験していることが判明した。

メルカリモバイルは、アプリ「メルカリ」上で申し込みから支払いまで完結できるモバイル通信サービス。料金プランは月額990円(2GB)と2,390円(20GB)の2種類で、ドコモ回線を利用して音声・SMS・データ通信を提供する。最大の特徴は、日本初となるギガの個人間売買機能で、1回の取引あたり200円から出品・購入が可能となっている。

発表によると、2GB以上で取引されたギガの平均価格は1GBあたり36円。1GB単位では248円/GBと、他社の提供する追加データ料金と比較して割安な水準となっていることが分かった。

なかには20GBを200円で購入した事例や、47GBを1,890円で調達した例も確認された。逆に、契約プランの余剰ギガを出品することで、利用料金を実質黒字化するケースも見られた。例えば、20GB契約者が出品によって760円の黒字となった事例が紹介されている。

ギガの出品後、平均20時間で購入されており、流通の活発さもうかがえる。最大取引価格は1GBあたり330円だった。メルカリは、こうした取引動向を発信する公式Xアカウントも開設した。