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語学アプリのDuolingo、AI活用で148の新コースを投入
2025年5月1日 09:00
語学学習アプリ「Duolingo」は、新たにスペイン語、ドイツ語、イタリア語の学習コースの提供を開始した。
今回のコース拡充では、日本語UIで新たに3言語が追加されたほか、多言語のユーザーインターフェースで学習できるコースも同時に公開され、合計148の新コースが提供される。従来、1つのコース開発には数年を要していたが、生成AIや社内ツールの活用により、開発期間が大幅に短縮されたという。
Duolingo Language Report 2024によると、スペイン語は世界で2番目、ドイツ語は4番目、イタリア語は6番目に学習者の多い言語としてランクインしており、日本国内のユーザーからも学習ニーズが高かった。
これまで日本語UIで提供されていた英語、韓国語、中国語、フランス語に加え、今回の3言語が加わることで、大学の第二外国語として人気の高い言語の多くがDuolingoで学習可能となる。
グローバル規模で見ると、今回のアップデートで提供コース数は2倍以上となった。元々100コースを開発するのに約12年要したものが、生成AIや共有コンテンツシステム、社内ツールの進化により、コース開発のスピードと品質が向上した。特に「共有コンテンツ」という新しいアプローチにより、高品質なベースコースを複数の言語に迅速に展開できるようになった。今回のコース追加では148コースを1年未満で開発・公開している。
今回公開されたコースは主に初心者レベル(CEFR A1〜A2)に対応しており、読解力を養う「Stories」やリスニング力を鍛える「DuoRadio」といった機能も利用できる。より高度なコンテンツは2025年中に順次追加される予定。