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JR九州、新幹線に価格変動制 混雑に応じて価格が上下

JR九州は、3月1日から実証実験として行なってきた、九州新幹線博多~熊本区間での価格変動制を本格導入する。インターネット限定割引きっぷ「九州ネット早特7」に適用されるもので、実証実験では、3月1日~6月30日までの期間で販売されていたが、7月1日以降も継続し、「本格導入」とする。運賃は3,400円~4,200円。

価格変動制では、乗車日や乗車時間帯、列車愛称名(みずほ、さくら、つばめ)毎に異なる価格の「九州ネット早特7」を発売。予約状況に応じて、混雑してきたら値段が上がり、空いていれば下がるなど、きっぷ発売後も値段が変動する。状況によっては従来よりも安くなる場合も、高くなる場合もある。同社では、価格変動制により同区間における利用の平準化が確認できたことから本格導入を開始するという。

運賃は、通常、博多~熊本(大人)は5,230円で、従来の「九州ネット早特7」では3,800円だったが、「九州ネット早特7」では3,400円~4,200円の間で価格が変動する。

価格変動制が適用される「九州ネット早特7」は、出発日の1カ月前から7日前までに「JR九州インターネット列車予約」で予約が必要。本格導入後の発売期間は6月1日からで、利用期間は7月1日から。