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「人間洗濯機」開発で生まれたシャワーヘッド 万博に先駆けて発売

サイエンスは、2025年の大阪万博で展示予定の「近未来型人間洗濯機」を開発する中で生まれたシャワーヘッド「ミラブルエイジングシリーズ」3機種を4月26日に発売する。「爽(さら)」が29,700円、「潤(うる)」が39,600円、「艶(つや)」が44,880円。

年齢に応じて変化する肌悩みに合わせて開発したシャワーヘッド。家庭の浴室にあるシャワーヘッドから付け替えて利用できる。3機種ともに、直径1μm未満の気泡であるウルトラファインバブルを発生でき、スッキリとした洗いあがりやうるおい、節水力などを特徴としている。

2025年の大阪万博で展示予定の「近未来型人間洗濯機」
ウルトラファインバブル
モノとモノの隙間に入り込む特性があり、シャワーヘッドではスッキリとした洗いあがりやうるおい、節水力などで評価されている

「人間洗濯機」で年代や肌にあわせた水流を発生

同社は2025年の大阪万博において、大阪ヘルスケアパビリオンに「近未来型人間洗濯機」を展示予定。人間洗濯機の開発にあたりシャワーの水流を研究する中で、今回のシャワーヘッドが生まれ、製品化に至ったという。

サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山 恭明氏は大阪万博で展示予定の近未来型人間洗濯機について以下のように言及した。

「54年前に小学4年生だった私は、当時の大阪万博で展示されていた人間洗濯機に心の底から感動しました。現在に至るまで社会実装されていませんが、高齢化が進む日本において、人間洗濯機は社会課題を解決する製品だと思います。介護業界では特に入浴介助が重労働であり、洗う人も洗われる人も大変です。そうした課題を、人間洗濯機で解決したいという思いで開発しています」

開発中の人間洗濯機のテーマは、「体も洗う、心も洗う」。入浴者の年代や肌状態をAIが検出し、それぞれの状態に合わせた水流を発生させる。ウルトラファインバブルはモードによって泡の発生方法を変えられるため、肌がベタついている人にはスッキリと洗える水流、乾燥している人には潤いを維持できる水流を発生させるといった仕様を人間洗濯機では想定している。

サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山 恭明氏
2025年の大阪万博において、大阪ヘルスケアパビリオンに「近未来型人間洗濯機」を展示予定
利用する人間の年代や肌状態をAIが検出し、それぞれの状態に合わせた水流を発生させる
人間洗濯機内部からの視界イメージ
入浴者の肌に有効な水流を発生させる機能を予定

人間洗濯機開発の中で生まれた、肌状態に合わせた水流の発生という技術を、今回のシャワーヘッドに搭載。万博に先駆けて発売するに至った。

年代や肌状態に合わせた水流を発生できるミラブルエイジングシリーズとして、3製品を展開。いずれも複数のモードを用意し、シャワーヘッドをひねることで水流を変えられる。

ミラブルエイジングシリーズとして3製品を展開。左から、爽、潤、艶
製品によって異なる水流を発生させる
ウルトラファインバブル生成イメージ

「ミラブル 爽」は、肌のべたつきが気になる世代向けとして、スッキリとした洗いあがりの水流が特徴。モードは2種類。トルネードミストワイドは広範囲をカバーするミストで、余分な油分を洗い流す。ドームストレートは一気に浴びられる水流で、短時間で爽快な洗いあがりとしている。

「ミラブル 潤」は、肌の乾燥が気になる世代向けとして、うるおい洗浄が特徴。モードは2種類。外角度トルネードミストは、ふわっとやさしい肌あたりのうえに、しっかり潤うミストを発生させる。ネットワークストレートは、網のように包む肌触りの水流で、毛穴の汚れにさまざまな角度からアプローチする。

「ミラブル 艶」は、肌のエイジングが気になる世代向けとして、うるおいやハリを叶え、艷やかな肌へ導く。モードは3種類。高密度トルネードミストは、濃密なミストで集中的に潤いを与える。ストレッチストレートは、水流を利用して肌を引き締め、肌のハリを保つ。ウォームストレートは、打たせ湯のような水流で、指先や手足の先までしっかり温める。

3製品のミストとストレート水流の違い
「ミラブル 艶」のみ、打たせ湯のようなウォームストレートを用意
今回発売する3製品と、フラグシップモデル「zero」の特徴比較