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大阪万博「迎賓館」など外観イメージ公開

大阪・関西万博 迎賓館

2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博会場に整備する、迎賓館・大催事場・小催事場の3施設についてイメージパース図を公開した。

また、4つの催事施設の正式名称も発表。大催事場は「EXPO ホール」、小催事場は「EXPO ナショナルデーホール」、屋外イベント広場は「EXPO アリーナ」、メッセは「EXPO メッセ」となっている。

迎賓館は、世界各国から国王、大統領、首相などの賓客を迎え、歓迎、接遇するための施設。自然光、自然通風、自然素材を使用し、環境性、快適性を両立するとともに賓客に日本らしいおもてなしと感動を感じてもらえる空間を創造した。

日本と世界をつなげる「輪の回廊」、日本の自然を大切にする心を表現した庭園、世界の人々と共有する広い空、平明な屋根、それらを和の回廊でつないだデザインとしている。建物は鉄骨造、平屋建。床面積は4,624.06m2

迎賓館内観イメージ

「EXPO ホール(大催事場)」は、黄金に輝く円形の大屋根と、荒々しい表情の壁面が大地から立ちあがる力強い姿によって、1970大阪万博の「太陽の塔」を連想させる、会場全体のシンボルとしている。

客席・舞台が一体となった円形劇場は、純白の布地で包まれ、「いのち輝く未来」を象徴する祝祭空間をつくり出す。座席数は約2,000席。建物は鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)、2階建。床面積は8,419.7m2

EXPO ホール外観イメージ
EXPO ホール内観イメージ(舞台から客席方向)
EXPO ホール内観イメージ(客席から舞台方向)

「EXPO ナショナルデーホール(小催事場)」は、古代から国際交流のゲートであり続けた大阪の海や大地との関係をセレブレートする、生命のような建築がコンセプト。複数の帯状のスラブが織りなす屋外の広がりと、屋内の催事の場が入り混じる、生き生きとした環境を目指したという。

敷地に対して斜めにかしいだ帯の方向は、関西を斜めに貫く地形のしわと同期し、淀川水系へと抜ける定常風の方向とも概ね一致したもので、ジオグラフィックな生命体としての地球と結びつけられている。

施設内はメインステージのほか、飲食施設のラウンジ&ダイニングや日本伝統文化を展示する展示場、「能」に対応した舞台として小ステージも設置される。座席数はメインステージが約500席、ラウンジ&ダイニングが約280席。建物は鉄骨造、2階建。床面積は4,836.97m2

EXPO ナショナルデーホール外観イメージ
EXPO ナショナルデーホール内観イメージ