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LINEヤフー、「LYPプレミアム」で会員基盤を強化

LINEヤフーは、LINEとYahoo! JAPANのアカウント連携数が、1月末時点で2,322万件となったと発表した。7日発表の2023年度第3四半期決算で明らかにしたもの。

会員サービス「LYPプレミアム」(月額508円)の会員数は2,346万。従来のYahoo! プレミアムを刷新し、LINEのサービス特典を加えて、'23年11月29日から始まったが、前年同期比では31万件減(-1.6%)となった。第1四半期から第3四半期まで緩やかに右肩下がりとなっていたが、LYPプレミアムへの刷新後の日時入会数は2倍以上に増加(日時平均6,902件)しており、「今年3月末には前年3月末の数(2,377万件)まで戻す。目標は非開示だが、数百万単位で増やせると考えている」(坂上亮介CFO)とした。

今後、新規登録キャンペーンやマスマーケティングを実施。7日からは、初回登録すると合計最大10,000円相当の「PayPayポイントとYahoo!ショッピングで利用できるクーポン」がもらえるキャンペーンも開催。会員基盤を強化していく。新機能としては、LINEの複数アカウント利用や、リアルタイムバックアップ(画像やトークのバックアップ)などを予定している。

2024年度以降は、LINEとヤフーだけでなく、PayPayとの連携も予定。LINEのリーチ、PayPayのポイントなど、グループアセットを活用し、Eコマースなどの拡大を目指す。

LINEヤフーの売上収益は、第3四半期として過去最高の4,750億円。調整後EBITDAは1,098億円(前年同期比17.4%)。広告はディスプレイ広告が回復したほか、アカウント広告がマージンを改善。Eコマースも国内物販系が改善し、増収増益となった。