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Microsoft Copilot、GPT-4 Turbo対応やDALL-E 3更新など大幅強化

Microsoftは5日(米国時間)、生成AIを使ったCopilot(コパイロット)のアップデートを発表。今後数週間で、OpenAIの最新モデルであるGPT-4 Turboに対応し、より複雑で長いタスクに対応するほか、新たなDALL-E 3モデルの更新やコード出力の改善などを図る。

同社では、11月に「Bing Chat」の名称で展開していたWeb上のコパイロット(副操縦士)を「Copilot」にするなど、Copilotのブランドを整理。「Microsoft Copilot」のブランドや体験をまとめ、あらゆるデバイスで利用可能とした。

Copilotでは、Microsoft 365における、検索や文書作成などの作業の生産性向上を図ってきたが、2024年に向けて新たな機能強化を発表したもの。

大きなトピックとなるのが、OpenAIの最新モデルである「GPT-4 Turbo」に対応すること。Copilotがより複雑で長いタスクに対応可能となる。GTP-4 Turboは一部のユーザーでテストが開始されているが、今後数週間でCopilotに広く統合される予定。

画像生成AIの「DALL-E 3」も新しいモデルに更新。プロンプトからさらに正確な画像を作成できるようになる。bing.com/createにアクセスするか、Copilotに画像作成を指示して利用可能になる。

Celebrating the first year of Microsoft Copilot

また、Microsoft Edgeブラウザから、Webサイトの簡単に書き換えできるようになる。Webサイトで変更したいテキストを選択し、Copilotにリライトを依頼できるというもので近日中に対応予定。

プログラミングコードの生成・実行が可能な「コード・インタープリター」は、より正確な計算、コーディング、データ分析、視覚化などに対応予定。また、Bing画像検索やWeb検索で、GTP-4の画像解析を組み合わせて、画像を使った検索クエリでより優れた画像理解を示すようになるという。

コード・インタープリター
Multi-Modal with Search Grounding

また、プロンプトを使って詳細に質問を掘り下げられる「Deep Search」に対応。次に尋ねるトピックの候補をCopilotで示すことで、より関連性の高い検索結果が得られるようにする。

Deep Search