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木質サステナブルオフィス「野村不動産溜池山王ビル」竣工

野村不動産は、旧野村不動産溜池ビルの建て替え事業となる、木質サステナブルオフィス「野村不動産溜池山王ビル」を10月31日に竣工した。木質建築部材と鉄骨造を組合せ、高い耐震性と耐火性を確保しながら、心地よい無柱の木質オフィス空間を実現したという。

地上9階、地下1階の鉄骨造一部木造ビル。木の使用量を最大化(約470m2)した木質オフィスを実現し、多くの木材を建材として利用することで、建設時の CO2排出量を約125t削減。さらに、木材が成長段階で吸収するCO2約285tの固定化を実現した。

また、、清水建設の「シミズ ハイウッド」による「スリム耐火ウッド」「ハイウッドビーム」「ハイウッドスラブ」「ハイウッドジョイント」を鉄骨造と組合せることで、中大規模の木質建築に求められる高い耐震性・耐火性・施工性を確保しながら、環境配慮とウェルネスな木質空間の創出を両立した。ZEB Ready認証も取得している。

鉄骨造と木質構造の特性を生かしたハイブリッド架構計画により、21m×18mの無柱の木質オフィス空間を実現。外装は、格子状の木質ファサードにより、印象的な都市景観を目指した。

21m×18mの無柱の木質オフィス空間を実現
外装

所在地は、東京都港区赤坂1-1-14。なお同ビルは、竣工前に一棟賃貸借契約が完了している。