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盗難を防ぐ「野菜自販機」を生産者が無料で導入 NTT系新サービス

NTTアグリテクノロジーは、盗難防止機能を備えた新たな野菜自販機サービスを開始した。農家が無料で自販機を導入して、軒先販売を導入しやすい仕組みを構築し、同社は手数料やサポートなどで収益化を狙う。

同社の自販機サービスでは、初期費用不要とすることで生産者が導入を容易にし、自動販売機での売上に応じて手数料を支払うモデルを採用。農繁期/農閑期があったり、気候変動による生育不順などの際にも、生産者は安心して設置できるという。一般的な農産物の無人販売は、「盗難」や「過小入金」のリスクも伴うが、自動販売機の設置により、農産物や金銭の盗難を抑制でき、過少入金のリスクも低減可能とする。

私有地であれば、設置届出や申請は不要(保健所への確認は必要)。農産物の出荷作業や什器・集金箱の準備が必要なく、すぐに販売できるようになる。

自動販売機は、生産品目や希望の設置場所等により、最適な機種を提案。無電源のロッカー式自販機の場合、電源不要のため設置場所を選ばず、7段3列の21ポケットごとに100円から600円までの間で金額設定ができる。また、冷蔵機能付きの高機能な自販機も用途にあわせて選択できる。

今回試験導入を決めた、東京都国分寺市の嶋崎農園は、軒先無人販売では、年間10万円ほど盗難があったものの、自販機の設置は初期投資が高く、購入に踏み切れていなかったという。今回、売上に応じて手数料を支払う形により、自販機の導入ができたとする。