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大宮駅至近「桜木駐車場」再開発 大和ハウス・JR東が優先交渉権

桜木駐車場(出典:さいたま市)

さいたま市は、大宮駅至近の「桜木駐車場用地活用事業」について、大和ハウスとJR東日本を優先交渉権者として選定した。

公有財産を有効に活用することで、周辺地域をより魅力的にするとともに、大宮をはじめ、さいたま市全体の発展に繋げる事業。桜木駐車場用地は、駐車台数656台、大宮駅西口から約500mに位置する約2.7haの公有地で、所在地となる大宮は埼玉県内でも随一の商業地。全国でも有数の乗降客数を誇る大宮駅を中心に活気のあふれるエリアとなっている。

しかし、桜木駐車場は大宮至近の広大な敷地をもちながら、長期間にわたり駐車場として暫定利用が続いていた。さいたま市は用地の更なる活用を図るため、民間事業者の活力を導入することで、周辺の街づくりと人々が集まり交流することで新たな価値を生み出す、東日本の滞留拠点としていくという。

(出典:さいたま市)
(出典:さいたま市)

具体的には下記の3点を軸として事業者の公募が行なわれた。

・東日本を中心として各地域から交流人口、人材、企業、知識等の多様な資源を大宮に呼び寄せ集積するための「誘因・集積」機能
・誘因・集積した資源が、既存の資源と様々な形で交流し新たな価値を創出することを可能にする「交流・創造」機能
・交流・創造の場を提供、活用することで都市としての魅力向上が図られ、交流・創造の成果をはじめとするエリアの魅力を積極的に情報発信する「情報発信」機能

誘引・集積機能としては、商業・アミューズメント等の広域集客施設や教育・研究施設等、交流・創造機能としてはMICE施設(会議場・ホール等)、広場・イベントスペース、スポーツ・文化・芸術施設等、情報発信機能としては、観光情報や地域情報の発信施設が求められている。

(出典:さいたま市)

桜木駐車場の所在地は、さいたま市大宮区桜木町三丁目1番1 外。2024年3月末まで、さいたま市都市整備公社が駐車場として運営し、同4月に事業者へ引き渡しが行なわれる予定。