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メルカード、発行9カ月で150万枚突破 3割は「売上金」で支払い

メルペイは7日、「メルカード」の発行枚数が150万枚を突破したと発表した。'22年11月のスタートから約9カ月での達成となる。

メルカードは、「メルペイスマート払い」の利用でメルカリで最大4%のポイント還元など、メルカリとの連携が特徴のクレジットカード。年会費は無料で、国際ブランドはJCB。

メルペイでは、好調の要因として、利用者の3人に1人が支払いにメルカリの「売上金」を使っていることと説明する。支払いは、ひと月分をまとめて行なうほか、個別に利用分を選んで先に清算することも可能で、メルカード利用者の約34.2%が、「メルカード・メルペイスマート払い」の支払いに売上金を利用している。

3月の前回調査と比べると、売上金の利用する人の割合は1.6倍に増加し、「徐々に浸透している」という。また、メルカード利用者の82.7%がメルカリ内での出品経験があり、メルカード非利用者(61.2%)と比較して21.5ポイント高い。メルカードにより、メルカリ利用が活発化している。

また、メルカードでは利用当日から翌月末日まで好きなタイミングで支払いでき、ひと月分をまとめて支払うだけでなく、「まえもって支払う」機能により、個別に利用分を選んで先に支払える。メルペイの調査では、メルカード利用者のうち、Z世代(28.6%)は他世代(22.4%)と比較して「まえもって支払う」機能を利用している割合が高いという。

メルペイが8月に実施したZ世代(1995年4月1日~2006年3月1日生まれ)へのアンケートでは、あと払いへの抵抗感を示す声や、都度支払いしたい、など「個別精算」を好む声が寄せられていたという。従来のクレジットカードでは「ひと月まとめて」の支払いが一般的だが、個別精算への対応がZ世代にも支持される理由とする。