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JR西日本、京阪神の在来線全車両に防犯カメラ

JR西日本は、京阪神地区の在来線において、比較的利用の少ない短編成中心の線区を除く全車両に防犯カメラを設置すると発表した。

列車内での犯罪抑止効果向上が目的。これまでも'23年度末までの計画を定め順次整備を進めていたが、新たに'24年度以降の整備計画についても策定し、発表した。

新しく作る新製車両、既存の特急車両については全車両に整備。京阪神地区の既存の通勤・近郊形車両については、比較的利用の少ない短編成中心の線区を除き、すでに導入している車両も含めて全車両に整備する。

整備状況は、京阪神地区の通勤・近郊形車両については'23年度末約50%の目標に対して6月末時点で約33%、新快速と関空・紀州路快速については、'23年度末までに全車両への整備完了を予定している。在来線の特急車両については、サンダーバードなど京阪神地区を発着する車両から順次整備しており、'23年度末約70%の目標に対して、6月末時点の進捗率は約20%となっている。

'24年度以降の計画では、京阪神地区の通勤・近郊形車両において整備対象としている全ての車両へ、'27年度末までに整備する。特急車両は'24年度末までに、整備対象としている全ての車両へ整備する。

'25年4月に「大阪・関西万博」が開催され、国内外からの多くの人が大阪・関西に集まると想定されるため、大阪環状線323系電車については、'24年度末までの整備完了を目指し、より安全・安心な万博アクセス輸送への貢献を図る。

なお、山陽・北陸新幹線の整備率は97%まで達しており、'23年度末までに全ての車両への整備が完了する。