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都営地下鉄、全駅ホームドア設置へ。車内に防犯カメラ

東京都交通局は、都営地下鉄全線にホームドアを整備する。そのほか、テロ対策を目的とした駅構内、車内への防犯カメラの設置や、地下鉄の浸水対策の強化を順次進める。安全・安心の確保が目的。

新宿線ホームドア

ホームドアについては、三田線と大江戸線の全65駅の整備が完了している。三田線については、2022年度から一部の編成を6両から8両にする予定で、ホームドアの8両化対応など必要に応じた改修を進める。

都営新宿線は2019年秋完了予定。整備にあわせて、電車とホームの段差を少なくするためのホーム端前面かさ上げも実施する。また、2022年度までに全編成を10両編成化する。

浅草線は、東京オリンピックまでに新橋、大門、三田、泉岳寺の4駅で整備。2023年度までに全駅の整備完了を目指す。京成電鉄との共同使用駅である押上駅については、関係者と協議を進める。

なお、浅草線は、相互に直通する鉄道事業者が多く、車両によって、1編成当たりの車両数や1両当たりのドア数が異なるという課題がある。この課題解決のためにQRコードを活用。詳しくは、別の記事に記載している。

都営浅草線リニューアルについて詳しく読む

防犯カメラについては、画像解析技術を活用し、不審物の置き去りなどを検知。アラームで駅係員に通報して速やかに対応するシステムにより、防犯体制の強化を図る。駅構内への設置は東京オリンピック時に重点整備箇所完了、車内は順次導入予定。

地下鉄車内防犯カメラ
画像解析技術を活用した防犯体制

浸水対策については、2000年9月に発生した東海豪雨規模の降雨の想定に基づく対策はすでに完了しているが、新たな浸水想定区域が順次公表されていることから、これを踏まえた追加対策を検討・実施するとしている。また、駅と接続している地下街やビルなどの出入口についても、関係者と協議、検討、調整を進める。

止水扉
止水板

都営バスにおける安全対策の強化についても公表。全車両に設置されているドライブレコーダーや、運転訓練車の一層の活用といった取り組みのほか、左折時警報装置や、音波によってバスの前後にある障害物の接近を検知して音や表示で運転手に知らせるソナーセンサーの導入などにより、安全性を向上するとしている。

バス車両の主な安全装置