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フォーミュラEが東京の公道でレース '24年3月湾岸エリア

FIA フォーミュラE世界選手権は、2024年に開催されるシーズン10の暫定カレンダーを発表、東京の公道で開催されるレースが含まれることを発表した。FIA公認レースが東京で開催されるのは初めてで、東京都が協力し、東京ビッグサイト周辺の道路が使用される予定。

シーズン10となる2024年は1月から7月まで全17戦が予定され、第7戦が東京グランプリに決定。開催予定日は2024年3月30日。フォーミュラE CEOのジェフ・ドッズ氏は発表の中で、「東京での開催は10年目になるシーズンのハイライトになるだろう」とコメント。騒音や排気ガスの問題が少ない同レースは、ほかの世界的な都市でも開催が話し合われているとしている。

東京都は「ゼロエミッション東京」を掲げてEVの普及を推進しており、レースの開催に協力。東京都知事の小池百合子氏はレース開催の決定を歓迎した上で、「このレースの躍動感を間近で見て、応援しましょう」とコメント。レース開催場所となる、東京ビッグサイトやその周辺の湾岸エリアは持続可能な次世代都市を目指しているエリアとし、ゼロエミッション車の普及に弾みをつけ、東京の魅力を世界に発信する機会にもなるとしている。

フォーミュラEは、電気自動車(EV)によるフォーミュラカーレース。11チーム、22名のドライバーが参加する。史上最速、最軽量、高効率をうたう新型車「GEN3」が投入されており、最高時速は300km/hを超えるスペックになっている。