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冷凍自販機ど冷えもん、社員証や会員証で決済できる新機能

サンデン・リテールシステムは、冷凍自販機「ど冷えもん」をはじめ、同社が取り扱う飲料ならびに食品を含む物品の自動販売機すべてに対して、新たに社員証および会員証や入館証などの各種IDカードでの決済が可能となる機能を搭載する。新たな決済端末の申し込み受付は、6月15日に開始。

決済端末には、サンデンRSクラウドの機能を活用しており、目的に応じてより細かな設定が可能。例えば企業の場合、社員証での購入割引の設定や購入代金の給与天引きなど福利厚生サービスに活用できる。部署別にカードを発行することで各部門での決済もでき、来客用飲料などの購入や部署毎での精算が容易となり、企業内での有効活用が期待される。

企業での利用だけでなく、ICチップが搭載されているものであれば、ホテルのルームキーや各種会員証などでの決済も可能。

同機能の利用には、キャッシュレス決済端末とサンデンRSクラウドへの契約が必要となる。従来は決済処理機能をキャッシュレス決済端末側に搭載していたが、新機能ではネットワーク経由で専用のサーバーにアクセスし、サーバー側で決済処理をする仕組みとした。そのため、キャッシュレス決済端末の価格は、従来の半分から1/3程度まで引き下げられたという。

セキュリティのシステムについても、カード紛失時には利用を停止する機能も搭載されており、各種カードの不正利用にも対応する。

将来的にはコンサート等さまざまなイベント会場での入場証にも対応可能なことから、イベントに合わせたサービスにも多様性が生まれ、消費者の利便性の大幅な向上が見込めるとする。