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自宅からe-Tax、確定申告のスタンダードに 592万人が利用

国税庁は31日、令和4年分の確定申告状況について発表した。「確定申告書等作成コーナー」や各種会計ソフトを使った納税者本人による自宅からの「e-Tax」申告は592万人となり、前年の約1.3倍、2018年の約5倍に増加した。国税庁では、「自宅からのe-Taxがスタンダード」とする。

スマホからのe-Tax申告は249万人で、前年比約1.6倍に増加。自宅からのe-Tax申告者の約4割がスマホを使った申告となった。

e-Taxで申告した592万人のうち、マイナンバーカード方式を利用したのは387万人(約7割)で、前年の約1.6倍、2018年の約8倍に増加した。マイナンバーカードを利用したスマホからの申告は179万人で、前年の約2倍。

マイナポータル経由で、控除証明書等などの書類のデータを一括取得した「マイナポータル連携」の利用者は132万。前年の約4倍となった。

申告人数は2,295万人(前年比+0.4%)。うち申告納税額があったのは653万人(-0.5%)、所得金額は46兆3,072億円(+0.1%)、申告納税額は3兆6,801億円(-2.9%)。