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Googleの会話型AI「Bard」がコード生成に対応

Googleは21日(米国時間)、次世代の会話型AIサービス「Bard」で、プログラミングを支援するコード生成機能を開始した。

コードの生成やデバッグ、コード説明など、プログラミングやソフトウェア開発のタスクをBardで支援するもの。C++、Go、Java、Javascript、Python、Typescriptなど、20以上のプログラミング言語に対応予定としており、PythonのコードをGoogle Colabに簡単にエクスポートすることができる。またGoogle スプレッドシートの関数の記述もサポートする。

Bardによるコード生成と、Colabへのエクスポート

また、Bardがエラーメッセージを出したり、意図したとおりにならないコードを出した場合、Bardに「このコードは動かないので直して」と伝えれば(Bardは英語のみの対応)、Bardがデバッグを手伝ってくれる。

Googleは、「Bardは初期の実験で、不正確な情報や誤解を招く情報、誤った情報を自信満々に提示することがある」とも説明。コーディングにおいても、期待された出力が得られなかったり、不完全なコードを提供することがあるため、Bardの回答を信頼しすぎずに常にチェックするよう求めている。課題はあるものの、コードの記述やテストケースの作成などで活用できるとする。