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行政のオープンデータを集約した「e-Govデータポータル」公開

デジタル庁は31日、行政機関が公開するオープンデータを取りまとめた「e-Govデータポータル」を公開した。政府のオープンデータの横断検索のために2014年10月から公開していたデータカタログサイト data.go.jpをリニューアルし、e-Govと統合した新たなデータポータルサービスとして展開する。

e-Govデータポータル

data.go.jpからe-Govデータポータルに(出典:デジタル庁)

e-Govデータポータルでは、画面をわかりやすくし、検索性を向上した。以前は事前登録されたキーワードでしか行政機関データを検索できなかったが、e-Govデータポータルでは、データの内容も全文検索できるようになった。当初は検索に対応するのはPDF形式のみだが、順次形式を拡大していく。

(出典:デジタル庁)

データは、「人口・世帯」「運輸・観光」「社会保障・衛生」などの「カテゴリ」や「内閣官房」「内閣府」「公正取引委員会」など「提供組織」などから探せるほか、カテゴリを指定したキーワード検索等に対応する。

また「日本の人口変化(年代別、地域別)」や「宿泊旅行統計調査」など複数のデータセットをまとめた「ショーケース」も用意される。

一部のデータは、サイト上でグラフで表示する機能なども備えている。例えば「宿泊旅行統計調査」は、データ分析ツールの「Tableau」を使い、数値データをビジュアライズし、サイト上で確認できる。

Tableauを使って外国人の日本宿泊者数の推移を確認