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noteの文章を「レビュー」してくれる新機能。GPT-3が編集者に

noteは21日、「GPT-3」と連携した創作支援ツール「note AIアシスタント(β)」の第2弾機能を公開した。新たに、文章レビュー、要約、導入文作成の3つの機能を追加し、「よりよい文章」の作成を手助けする。

note AIアシスタント(β)は、ChatGPTにも搭載されるOpenAIのAIモデル「GPT-3」を採用。記事を執筆する際に、書きたい記事のテーマを入力すると「構成案」を提示してくれるなど、AIでより良い表現方法を検討するための機能となる。現在は一部のnoteユーザーのみに展開している。

第2弾から対応した「文章のレビュー」は、ブラッシュアップしたい文章を入力すると、客観的な視点からレビューをする機能。具体性に乏しい点や分かりづらい点などを指摘し、「より魅力的な文章に仕上げるお手伝いをする」という。

「要約の提案」は、記事の概要を入力すると、SNSで告知するときにも利用できるような短い文章を提案する機能。記事の冒頭でポイントを紹介したい場合や、SNSでシェアする文言を簡単に作るといった用途を想定している。

「書き出しの提案」は、入力した文章から、記事の導入文を提案する機能。

第1弾では「記事の切り口を提案」「記事タイトルを提案」「概要から目次を提案」「プレスリリースの構成を提案」「童話の案をつくる」の5つの機能を搭載しており、AIアシスタントの機能は合計8つとなった。

なお、note AIアシスタント(β)は、一部のクリエイター(noteプレミアム会員・note pro利用者・先行ユーザーの一部)のみに提供中で、先行ユーザーに応募することで、順次利用が可能となる。noteでは、AIアシスタントを「クリエイターに伴走する編集者のように、作品づくりの工程や完成した記事を読者に届けるお手伝いをする」と位置づけており、個人だけでなく法人のニーズにも応える機能も搭載していく予定。