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note、AIアシスタントを一般開放

noteは、チャットAIを活用した創作支援ツール「note AIアシスタント(β)」の正式版を4月12日から一般公開した。これまでは一部のベータユーザーに限定していた文章等の作成支援機能が一般の無料会員なども利用可能になる。

大規模言語モデル(LLM)として「GPT-3.5」を使い、noteでの執筆活動を支援するサービス。一般公開に合わせて、20の新機能を追加し、合計33の機能を提供する(うち8つは法人向けのnote pro限定)。追加されたのは、クリエイターが魅力的な記事にブラッシュアップできる文章チェック機能など。メルマガの構成提案やイベント告知、会議アジェンダなど法人向けの機能も強化した。

主な機能は、記事のアイデア提案や書き出し提案、構成提案、テンプレートなど「書き始める前に」のほか、「表現をととのえる」、要約など「文章をまとめる」、もっと読まれるような工夫「レビュー」、「タイトル提案」など。

note AIアシスタント(β)でできること
書き始める前に

記事のアイデアを提案、構成を提案、書き出しを提案、テンプレート(プレスリリースの構成を提案、求人募集を作る、メルマガの構成を提案、会議のアジェンダをつくる、会議の議事録をつくる、イベント告知をつくる、FAQの雛形をつくる、プロフィール文章をつくる)

表現をととのえる

書き換えを提案(やわらかく、フォーマルに、エモーショナルに、わかりやすく、簡潔に)、用語の説明を追加、類語を提案

文章をまとめる

要約、3行まとめ、SNS投稿用のまとめ、文末のまとめ、段落の見出しを提案

レビュー

もっと読まれるように提案、まちがいを見つける、反対意見を聞く、炎上リスクの確認

タイトルを提案

魅力的なタイトルを提案、フォーマルなタイトルを提案

その他

翻訳(英語、日本語、中国語、韓国語)

要約や3行まとめに対応
レビュー。もっと読まれるように

2月以降、ベータテスター向けに機能強化を行なってきたが、これまでのテストでは「タイトル案の提案」が一番使われていたとのこと。本格展開にあわせて機能を追加したほか、編集画面からの切り替えなしで自然に本ツールを立ち上げられるよう、レイアウトやメニューの設計を大幅に変更。また、文字入力数の上限を引き上げた。

エディターからすぐにAI機能呼び出しできるようになった

会員ステータスに応じて、利用条件を変えており、無料会員は月5回までで、25個の基本機能のみが利用可能。月額500円のnoteプレミアム会員は、月100回までで25個の基本機能が利用できる。

月額8万円の法人向け「note pro」では、回数は無制限で、プレスリリースの構成提案やイベント告知、炎上リスク確認などの限定機能が含まれる。

note proの限定機能
会員ステータスに応じた利用条件