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六本木ヒルズに隣接 西麻布に54階・200mの複合施設

野村不動産、ケン・コーポレーションは、六本木ヒルズに隣接する西麻布三丁目地区での再開発の権利変換計画について東京都知事の認可を受けたことを発表した。規模は地上54階・地下4階、超高層棟の高さは約200m。2023年度着工、2028年度竣工予定。

東京メトロ日比谷線および都営大江戸線の六本木駅から西へ約300mで、六本木ヒルズに隣接する約1.6haの区域を対象とした「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」。住宅、事務所、商業、ホテルを主要用途とするほか、地区内の3つの神社および寺院、これらに付属する建築物を再配備し、子育て支援施設も整備する。

位置図

現状の区域内の課題として、緊急輸送道路に指定されている補助10号線(テレビ朝日通り)の未整備、沿道の耐震性が不足する建物の存在、緑や公園等のオープンスペースの不足などを挙げる。

こういった課題に対して、制震構造の超高層棟への住宅・事務所・商業機能の導入や、広場の整備などにより、便利で快適な都心生活の提供、周辺市街地と調和した緑豊かで魅力ある複合市街地の形成を目指す。住宅の予定戸数は約500戸。

事業では、外資系ラグジュアリーホテルブランド誘致、テレビ朝日通りの拡幅、歩行者デッキやオープンスペース(広場)の整備などを計画している。

配置図

建築面積・延べ面積は超高層棟が約3,840m2・約97,010m2、寺社(3棟)が約1,120m2・約2,740m2。寺社の高さは約11~15m。所在地は東京都港区西麻布3丁目および六本木6丁目各地内。