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六本木ヒルズ至近、西麻布に200m超高層ビル。野村不動産が再開発組合

野村不動産は、西麻布3丁目で進めている再開発事業について、9月10日に東京都から市街地再開発組合の設立認可を受けたことを発表した。施行区域面積約1.6ha、高さ約200mの複合施設を開発する。2022年度着工、2026年度竣工予定。

事業名称は「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」。施行地区は港区西麻布三丁目及び六本木六丁目各地内。六本木駅から西へ約300m、六本木ヒルズに隣接する約1.6haの区域となる。

主要用途は住宅、事務所、商業、ホテル、子育て支援施設、神社及び寺院並びにこれらに付属する建築物。超高層棟、寺社(3棟)、広場や歩行者デッキ等が整備される。住宅の予定戸数は約500戸。ホテルは、外資系ラグジュアリーホテルブランドの誘致を目指す。

超高層棟の建築面積は約3,800m2、延べ面積は約96,000m2、高さは約200m。

超高層棟イメージ

現状の区域内の課題として、緊急輸送道路に指定されている補助10号線(テレビ朝日通り)が未整備、沿道建物の耐震化が進まない、緑や公園等のオープンスペース不足などを挙げる。

これに対し同事業では、緑豊かで魅力ある複合市街地の形成を目指し、超高層棟に、都市居住機能、商業・業務機能を導入。テレビ朝日通りの拡幅や、六本木ヒルズを含む周辺地区との回遊性を高める歩行者デッキ、オープンスペースとなる広場を整備する。あわせて、地区内の3つの寺社を再整備する。

広場イメージ
テレビ朝日通りから沿道、建物低層部をのぞむ
六本木通りからデッキ、建物低層部をのぞむ

再開発事業に参画する組合員は、野村不動産、ケン・コーポレーション。