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マネーフォワードとみんなの銀行の口座がAPI連携開始

みんなの銀行は、マネーフォワードとAPIの連携を開始し、マネーフォワードの家計簿アプリなどでみんなの銀行の口座を連携できるようになったと発表した。

連携を開始したのは、残高照会と入出金明細照会からなる参照系API。マネーフォワードが提供する「マネーフォワード ME」など個人向けの資産管理サービスで、みんなの銀行の口座情報を連携できるようになる。

対象となるのはマネーフォワードの以下のサービス。

  • 「マネーフォワード ME」
  • 金融機関利用者向け「マネーフォワード for 〇〇」
  • バックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」
  • その他、口座連携機能を有するサービス

みんなの銀行がシステムに実装したセキュリティ規格「FAPI」(FAPI 1.0 Advanced)に準拠したAPI連携システムを使用する(FAPIはFinancial-grade APIの通称)。FAPIは世界トップレベルのセキュリティ規格で、国内では初の提供。

連携の手続きが非常に簡素化されているのも特徴で、口座番号などの入力も不要。連携時に呼び出されるみんなの銀行アプリにログインし、規約に同意するだけでマネーフォワードとの連携手続きが完了する。

開発が予定よりも進んだことから、当初の予定から1年ほど前倒ししてのAPIの提供になった。APIの追加開発も行なっており、今後は更新系APIや、各種サービスの機能単位でもAPIを提供する方針。

APIの提供
FAPIの概要
マネーフォワードとの連携開始

みんなの銀行アプリ「レコード」のハッシュタグ機能がアップデート

このほかみんなの銀行アプリでは、外部サービスと連携して入出金を振り返る機能「レコード」をアップデートしている。明細にメモを付けるハッシュタグ機能がアップデートされ、付け方のヒントの表示が追加。ハッシュタグ検索ボタンの追加や、ハッシュタグ検索結果をグラフで表示し収支を直感的に把握しやすくする機能を追加している。

11月30日まではキャンペーンも実施され、エントリーしたユーザーから抽選で3,000名に500円分のAmazonギフト券がプレゼントされる。

レコードのハッシュタグ機能アップデート
キャンペーン

なお、マネーフォワードのサービス「マネーフォワード ME」では、無料会員における外部サービスの連携上限数を10件から4件に削減している。このマネーフォワードのシステムを使用しているみんなの銀行アプリの「レコード」については、連携上限数に変更はなく「上限なし」のままとなる。