ニュース

相鉄・東急直通「新横浜線」の加算運賃認可。相鉄40円・東急70円

開業PR シンボリックロゴ

国土交通省は、相模鉄道(相鉄)および東急電鉄から申請があった相鉄・東急直通線の旅客運賃(加算運賃)上限設定について、加算運賃の額を相鉄新横浜線が40円、東急新横浜線が70円とする内容で認可した。

相鉄・東急直通線は、相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅から新横浜を経由し、東急東横線・目黒線日吉駅までの区間に連絡線を整備するもの。2023年3月に、相鉄新横浜線および東急新横浜線として開業する。

加算運賃とは、新線建設等にかかった設備投資費用の一部を利用者負担とするため、各鉄道会社の基本運賃に一定の金額を加算するもので、相鉄新横浜線は羽沢横浜国大駅~新横浜駅、東急新横浜線は新横浜駅~新綱島駅が対象区間となる。両社は8月に認可申請を行なっており、10月21日に認可された。

相鉄新横浜線の、羽沢横浜国大駅~新横浜駅の区間、または同区間と他の区間とにまたがって乗車する場合の加算運賃は、普通旅客運賃が40円、通勤定期旅客運賃(1カ月)が1,520円、通学定期旅客運賃(1カ月)が580円。

相鉄新横浜線の加算運賃設定区間

東急新横浜線は、横浜駅~新綱島駅の同様の条件の加算運賃は、普通旅客運賃が70円、通勤定期旅客運賃(1カ月)が2,620円、通学定期旅客運賃(1カ月)が970円。

東急新横浜線の加算運賃設定区間

また東急新横浜線の綱島駅と東横線の綱島駅について、非常に近接した位置関係にあるため、両駅から東横線・目黒線方面への運賃が同額となるように設定している。定期券利用者に対しては、日吉駅~新綱島駅間を含む定期券での綱島駅の乗降、日吉駅~綱島駅間を含む定期券での新綱島駅での乗降を可能とする。

なお相鉄では、相鉄新横浜線 西谷駅~新横浜駅を含む定期券を持っていれば、追加運賃なく相鉄本線 横浜駅での乗降が可能となる「YOKOHAMAどっちも定期」サービスを提供する。