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オメガ、火星の時間が分かるスピードマスター X-33 マーズタイマー
2022年10月1日 08:30
スウォッチ グループ ジャパンは、腕時計ブランド「オメガ」の新作として「スピードマスター X-33 マーズタイマー」を発表した。クオーツ式の腕時計で、価格は880,000円。
オメガのラインナップの中でも珍しいクオーツ式のクロノグラフムーブメントを搭載し、欧州宇宙機関(ESA)の認定を受け宇宙任務にも使用できる「スピードマスター X-33」シリーズに加わる“火星モデル”。ケース径は45mm。
科学者を支援する目的で開発されており、火星の時間を計測できる機能を搭載。ESAの特許のもとで開発したMTC(調整火星時間)機能が搭載されており、1日が地球より39分長い火星日の本初子午線での日時を表示できる。アラームやミッション経過時間を組み合わせることで、例えば火星での探査車の位置や現在時間の把握、着陸から経過したソル(火星における1日)の数などを把握できる。液晶画面には地球と火星のシンボルマークを表示する機能も用意され、どちらの星の機能を利用しているのか、分かりやすくしている。
地球と火星における北の方角を正確に表示する太陽コンパス機能も搭載。ほかにもMET(ミッション経過時間)、PET(フェイズ経過時間)、アラーム、パーペチュアルカレンダーなど、「スピードタイマー X-33 スカイウォーカー」に搭載されていた、宇宙任務を想定した機能が継承されている。
ムーブメントは温度補正機能付きのクロノグラフムーブメント「Cal.5622」を搭載。アナログ針は時・分・秒表示と、コンパス表示に対応。デジタル機能としてタイムゾーン表示、アラーム、クロノグラフ、タイマー、パーペチュアルカレンダー、カレンダー機能を搭載する。アラームやモードにより複数のソヌリ(音による通知)が用意されている。
宇宙飛行士用機能として、MET(ミッション経過時間)､PET(フェイズ経過時間)を搭載。火星用機能として、MTC(調整火星時間)、火星のタイムゾーン、STE(地球真太陽時)およびSTM(火星真太陽時)表示機能を備える。なお、複数の機能を連携させるプログラミング機能が用意されており、これらは地球上の旅行計画などにも活用できる。
ベゼルは、火星の塵をイメージしたレッドヘマタイトカラーで、シュウ酸アルマイト処理が施されたアルミニウム製。このカラーは秒針にもグラデーションカラーとして用いられている。
ケースはグレード2のチタン製。ブレスレットはグレード2、ブレスレットのリンクはグレード5のチタン製。風防は両面無反射コーティングのサファイアクリスタル。防水性能は3気圧(30m)防水。電池寿命は約2年。NATOストラップが付属し、ストラップ交換ツールも付属する。これら交換用ベルトやツールは、特製ウォッチロールに収納される。
大きさは、ケース径が45mm、厚さが14.89mm。重さは約112g。
