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滝の水しぶきを蒔絵で表現した「OCEANUS Manta」

カシオ計算機は、日本の伝統工芸である蒔絵(まきえ)を時計ベゼルに採用し、水しぶきが舞い美しく輝く滝の情景を表現した「OCEANUS Manta(オシアナス マンタ)」の限定モデル「OCW-S5000MB」を10月14日に発売する。価格は275,000円。

OCW-S5000MB

蒔絵は、日本の伝統工芸のひとつ。器の表面に細い筆を使い漆などで絵を描き、乾ききる前に上から金や銀などの金属粉をまきつけて模様をあらわす技法。OCEANUS Mantaシリーズでは、'21年にも蒔絵モデル「OCW-S5000ME」を発売したが、新作「OCW-S5000MB」も同様に、京蒔絵師の下出祐太郎氏が制作・監修。ベゼルのサファイアガラスに蒔絵を施している。

プラチナ紛をベゼルの12時から6時方向に縦のライン上にまき、滝の水が勢いよく流れ落ち舞い上がるしぶきを表現。プラチナ粉をグラデーションのようにまく「蒔きぼかし」と、その粉が付かない部分をあえてつくる「抜き描」という2つの技法を組み合わせた文様は、下出氏がOCW-S5000MBのために「蒔きぼかし抜描瀧文(まきぼかし ぬきがきたきもん)」と命名している。

また、ベゼルを斜め45度に傾けブルーからブラックに変わるグラデーション蒸着を施すことで、蒔絵に躍動感を持たせた。文字板には、鏡面仕上げを施した白蝶貝を縦のライン状に配し、滝つぼにきらきらと流れ落ちる水を表現している。

OCEANUSのブランドカラーのブルーの美しさと蒔絵の技法の融合により、水の躍動感をイメージした華やかで上質なモデルに仕上げた。

電波の受信による時刻補正機能や、Bluetoothのスマートフォン連携による時刻修正機能を搭載。ソーラー発電機能や、27都市のワールドタイム、ストップウォッチ機能を備える。防水性能は10気圧防水。本体サイズは48.8×42.3×9.3mm、重さは83g。