ニュース

携帯ゲーム機「Steam Deck」日本上陸。59800円から

ValveとKomodoは、ポータブルゲーム端末「Steam Deck」をアジア地域で提供することを発表。初回分は、日本、韓国、香港、台湾で2022年の年末に出荷される予定で、オンライン予約を開始した。ストレージなど仕様の異なる3モデルが用意され、価格は59,800円~99,800円。

2月に北米と欧州の一部で発売されていたもので、ポータブルサイズながらゲーミングPCとしての性能を備え、Steamで取り扱う数百タイトルのPCゲームを遊ぶことができる。出荷は日本から開始され、その後数週間以内に韓国、香港、台湾へ展開する。

Steam Deckは、ストレージ性能などの仕様が異なる3モデルが用意される。予約には予約金1,000円が必要で、購入時に販売価格から差し引かれる。

64GBモデルは、ストレージが64GB eMMC、キャリングケースが付属し、価格は59,800円。

256GBモデルは、ストレージがより高速な256GB NVMe SSD、キャリングケース、限定Steamコミュニティプロフィールバンドル等の仕様で、価格は79,800円。

512GBモデルは、ストレージが最速仕様の512GB NVMe SSD、プレミアム防眩エッチングガラス、限定キャリングケース、限定Steamコミュニティプロフィールバンドル、限定仮想キーボードテーマ等の仕様で、価格は99,800円。

その他の仕様は共通で、グラフィック機能を内蔵するAMD APUを搭載し、メモリは16GB。2本の静電容量方式フルサイズアナログスティックと、32.5mm触覚フィードバック付き角型トラックパッド2個などを搭載。6軸ジャイロも内蔵する。

ディスプレイは1,280×800ピクセル(アスペクト比16:10)の7型。リフレッシュレートは60Hzでタッチ機能も備える。通信機能はBluetooth 5.0、IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応。バッテリー駆動時間は2時間~8時間。本体サイズは298×117×49mm、重量約669g。別売のドックと接続することで外部ディスプレイや有線LAN、電源なども利用可能。

別売のドック

Steamは、Valveが運営するPCゲームを中心としたオンライン販売のプラットフォーム。ゲームは全てダウンロード販売で、購入したゲームはSteamアカウントに紐付けられ、ライブラリで管理が可能。PCを買い換えたり、異なるPCを使う場合でもSteamアカウントでログインすれば自分が購入したゲームを遊ぶことができるなど、ライセンス管理が容易になる。

なお、Steam Deckでは全てのSteamタイトルがプレイできることを保証しているわけではなく、自分が所持しているタイトルが対応しているかどうかは、「Steam Deck互換性」ページで確認できる。