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財布をなくした”損害感”は「10〜20万円」 MAMORIO調査

MAMORIOは、財布の紛失・置き忘れの実態調査のため、20代~60代の男女男400名を対象に、インターネット上で行なったアンケート調査の結果を公表した。

調査の結果、普段の財布に入れている現金は1万円未満(41.7%)が最多、持ち歩いている財布も1万〜3万円(35.3%)の価格帯が最も多いということが分かった。また、財布の紛失経験については、34.7%の人が財布が見つからなかった経験があると回答。さらに、49.0%の人がこの1年間で財布をなくしかけた経験があるとの結果になった。

財布の紛失について最も被害を感じることについては「カード類、免許証等への悪用リスク」が66.7%で最多、財布がなくなったときの金銭・精神・時間的損害を金額で表すと、「10万円〜20万円」が23.3%で最多となった。多くの人々が財布や現金といった経済的な損害以上に、これら「カード類、免許証等への悪用リスク」を高く感じていることが分かる。また現在、財布に現在紛失防止タグを用いて紛失対策を行なっている人は5.3%に留まった。

MAMORIOはBluetooth通信を用いてスマートフォンとMAMORIOとの距離を元に忘れ物の発生を検知し、スマートフォンで置き忘れ場所を確認、紛失防止ができる小型・薄型の紛失防止タグ。置き忘れを検知した際の通知機能や、AR技術とカメラで探す機能など、さまざまな紛失防止機能が用意されており、紛失時にはMAMORIOユーザーや公共交通機関と連携したクラウドサービス上で捜索できる。

MAMORIOが利用データを分析したところ、「蔓延防止等重点措置」が適用されていた今年1~3月に比べ、4~6月にかけてスマートフォンへの忘れ防止通知の発生は約1.4倍に増加しており、人々の行動量の増加により紛失機会の頻度が高まっていることが分かる。キャッシュレス化によって財布が小型化し、また利用頻度や持ち運ぶ機会が減っていることで紛失に気づきにくくなっているという環境変化もあり、財布の紛失防止へのいっそうの対策が必要としている。